インドネシア、スラウェシ島で今月7日、前日から行方不明になっていた50歳の女性の遺体がヘビの腹部から見つかった。発見したのは、村人たちと一緒に捜索していた夫だった。悲劇のニュースを英ニュースメディア『Metro.co.uk』などが伝えた。
西スラウェシ州のカルンパンという村で6日、4児の母ファリダさん(Farida、50)が自宅から歩いて市場に向かったまま行方不明になった。
夫ノニさん(Noni、55)は、妻が夜になっても帰宅しなかったことで心配になり、地元の人々と共に捜索を開始。翌7日に、自宅近くの森で腹部が異様に膨れた全長約6メートル(20フィート)のニシキヘビを見つけ出した。
そして最悪の事態を覚悟しつつ、ノニさんは仲間らと一緒にニシキヘビの腹部をナタで切り開き、胃の中から衣服を着たままの妻の変わり果てた姿を発見したのだった。
ファリダさんの脚には噛み傷があったそうで、ノニさんは次のように語り、肩を落とした。
「妻を一人で行かせたことを、私は永遠に悔やむことになるでしょう。もしあの日、私が一緒だったら、ヘビが妻に手を出すようなことはなかったのです。妻の苦しみを思うと残念で仕方ありません。また家族にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。」
またカルンパン村長のスアルディ・ローシー氏(Suardi Rosi)は、