それも含めて請求金額として14万3442ドル74セントと書かれていた。
ルネさんはすぐにT-Mobileに電話をかけた。そして担当者の女性が出て「確認いたします」と言って少し保留にしてから戻ってくると、この請求書は間違いではなく、ルネさんが支払うべき金額であると答えた。
ルネさんは「冗談じゃない、どうかしているよ」と、思わず口にしてしまったという。2000万円を超える法外な料金の支払いを避けるため、ルネさんは弁護士を雇い、海外での通信はカバーされているはずだと主張した。
ルネさんの弁護士はT-Mobileの社長に、ルネさんの主張を書いた手紙を送った。しかし、同社からの返答はなかった。そのため弁護士は米ニュースメディア『ABC Action News』に連絡し、協力を仰ぐことにした。同メディアが今回の件でT-Mobileに問い合わせたところ、その数日後に同社からルネさんのもとへ、請求額に関する謝罪および請求額の全額を取り消す旨が書かれた返信が届いた。ルネさんは弁護士費用に2500ドル(約38万6000円)を費やしたものの、巨額の支払いから解放され、胸をなでおろした。
なお、このニュースを見た人々からは、「これは気を付けないといけないな」「古いプランを契約していたんじゃないの?」「海外では通信を切って、Wi-Fiを使うべき」「メッセージアプリを使えばいいのに」といった声があがっている。
画像は『New York Post 「The one shocking mistake that led to US tourist Rene Remund’s staggering $143K bill」(WFTS-TV)』『NorthJersey.com 「This NJ woman spent 6 years fighting a $225K hospital bill. Here’s how it ended.」(Courtesy Of Seiko Bando)』『The US Sun 「BILL SHOCK Gran, 88, dies after suffering heart attack when water company took £7,000 from her bank – and demanded even more cash」(Credit: CEN)』『ManchesterWorld 「Uber passenger charged £35,000 for four-mile ride in Greater Manchester」(Credit: Oliver Kaplan / SWNS)』『ProPublica 「He Donated His Kidney and Received a $13,064 Bill in Return」(Credit:Andri Tambunan, special to ProPublica)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)