海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】フライト中に機体急降下で約50人負傷 機内は「悲鳴が響き渡っていた」(ニュージーランド)<動画あり>

通路に倒れている人の姿も確認でき、非常に激しい振動だったことがうかがえる。

搭乗客の一人だったヴァレンティーナさん(Valentina)は、シートベルトをしていなかった人たちが機内で宙に浮く状況になっていたと話している。「天井には血がつき、乗客が飛んで天井が壊れていました」とヴァレンティーナさんは当時を振り返っており、多くの人が機内の天井などに打ち付けられてしまったようだ。

事故当時の機内。シートベルトをしていなかった乗客らは宙に浮かび、天井など様々な場所に打ち付けられてしまった(『New York Post 「At least 50 injured, one critically, after plane nosedives, sending bloodied passengers crashing into the ceiling」(Supplied to NZ Herald)』より)

その後、機体はどうにか持ち直し、オークランドの空港に予定通り現地時間午後4時30分頃に到着した。乗客と客室乗務員の約50人が負傷し、事前に連絡を受けて待機していた救急隊員の処置を受け、12人が病院に搬送された。

ラタム航空は、今回の事故原因について「技術的な問題が発生し、強い揺れを起こした」と話しており、「今回の事態が、乗客の皆様にご迷惑をおかけし、負傷者が発生したことを遺憾に思うと同時に、運航基準に従って安全を最優先する姿勢を改めて表明します」とコメントを発表した。

なお、今回のフライトの最終目的地はチリの首都サンティアゴで、オークランドは経由地だった。代替機の用意が必要になったため、乗客には一晩宿泊できる場所が提供されたと報道されている。

このニュースを見た人々からは、「フライト中もしっかりシートベルトをしていないと危ないね」「こういうことが起こるから、私はフライト中はいつでもシートベルトをしているよ」「乱気流で機体が揺れることもあるよね」など、フライト中のシートベルトの重要性を主張する声が多数あがっている。

画像は『NZ Herald 「Large emergency response at Auckland International Airport after ‘incident’ on flight from Sydney」(Photo / Dean Purcell)』『New York Post 「At least 50 injured, one critically, after plane nosedives, sending bloodied passengers crashing into the ceiling」(Supplied to NZ Herald)』『Diana Assis Instagram』『PYOK 「Delta Air Flight to Barcelona Forced to U-Turn to Atlanta Because a Passenger Suffered Diarrhea ‘Throughout Plane’」(viper-zero / Shutterstock.com)』『Sam Chui 「ALASKA AIRLINES BOEING 737 SUFFERS HARD LANDING, BADLY DAMAGED」(Image via Orange County Fire Authority)』『Shauns_Aviation X「Another photo from the ramp! Photo via Lorcan Meehan on Facebook」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

ブラジル出身のインフルエンサーが2023年3月、アンゴラのルアンダからポルトガルのリスボンへ向かう旅客機内の様子をSNSに投稿。激しい乱気流でプラスチックのトレイや食器、飲み物が散乱していた(『Diana Assis Instagram』より)

2023年9月、米ジョージア州アトランタからスペインのバルセロナに向けて飛び立ったデルタ航空194便が、乗客の「医療上の問題」により緊急着陸を余儀なくされた(『PYOK 「Delta Air Flight to Barcelona Forced to U-Turn to Atlanta Because a Passenger Suffered Diarrhea ‘Throughout Plane’」(viper-zero / Shutterstock.com)』より)

2023年8月、熱帯暴風雨が通り過ぎたばかりの南カリフォルニア、ジョン・ウェイン空港にアラスカ航空機がハードランディングした(『Sam Chui 「ALASKA AIRLINES BOEING 737 SUFFERS HARD LANDING, BADLY DAMAGED」(Image via Orange County Fire Authority)』より)

アイルランドのダブリン空港で2023年7月、アメリカン航空のボーイング787-8型機に接続していたボーディングブリッジが突如崩れ落ち、同機のドアが剥ぎ取られてしまった(『Shauns_Aviation X「Another photo from the ramp! Photo via Lorcan Meehan on Facebook」』より)

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