エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】令和ロマン「『M-1』最終決戦の出順は3組で相談した」に笑い飯ら驚き 順位を決めない学校教育の成果?

お互いの手の内は知り尽くしている。ファーストラウンドを1位で通過し、ネタ順の選択権があるさや香・新山から「俺ら、何番が良いかな」と相談されたくるまは、ヤーレンズとも話し合った末に、1番は令和ロマン、2番はヤーレンズ、3番はさや香と決まった。どの順番でネタを披露するのが一番盛り上がり、自分たちのベストパフォーマンスを見せられるのかが3組ともに最優先事項だったのだ。

1年間、毎月ツーマンライブをやってきたヤーレンズと令和ロマン。ヤーレンズ出井は「令和ロマンおめでとう!愛してるぞ!」とメッセージを送っていた(画像は『ヤーレンズ・出井隼之介 2023年12月25日付Instagram「『M-1グランプリ2023』ありがとうございました。」』のスクリーンショット)

「俺らの時はフットの後藤から、親指の爪かじりながら睨みつけられた」と笑い飯・西田幸治が言うと、川島明も「日本一を狙うんだから、相手にネタを教えるなんてあり得なかった」と明かしており、自分たちの時代とのあまりの違いにショックを受けた様子だ。笑い飯・哲夫は「今風だなぁ、学校教育がそっちの方になってきてるもんね」、「運動会とかも、あまり順位を決めんようなっている」と世代間のギャップを感じているようであった。

M-1決勝の常連で2010年に悲願の優勝を果たした笑い飯。西田幸治は「フットの後藤から、親指の爪かじりながら睨みつけられた」と当時の緊迫した様子を明かした

10月11日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京)でも、ロッチ・コカドケンタロウは大勢の若手芸人が出演する番組の広い楽屋の中で彼らが一か所に集まり、皆でネタ作りをしている光景を見てビックリしたと話していた。コカドからすると、特に若い頃は周りが全てライバルで、たとえ同じ事務所でも一緒にネタを考えるなんて「信じられへんよ」と首を傾げていた。しかし、メンバーが30代前半のお笑いトリオ・ぱーてぃーちゃんは、「特に珍しいことではない」と自分たちにとっては普通だと答えている。これにオードリー・若林正恭は「他のコンビとネタ作るなんて、考えられない」と言いながら、一方で「絶対に今、お笑いをやってた方が楽しいだろうな」と羨ましがっていた。芸人の世界も勝ち負けだけにこだわったり、他の芸人がスベるのを心待ちするような時代ではもうないのだ。

画像1、2、4枚目は『official令和ロマン【公式】 2023年12月25日付X「M-1の裏側を赤裸々に語ってます」』『ヤーレンズ・出井隼之介 2023年12月25日付Instagram「『M-1グランプリ2023』ありがとうございました。」』『M-1グランプリ 2023年12月22日付Instagram「#さや香 の意気込み、そして相方へ一言!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)

最終決戦で“見せ算”ネタを披露したさや香。新山(左)からネタ順の相談を持ちかけたそうだ(画像は『M-1グランプリ 2023年12月22日付Instagram「#さや香 の意気込み、そして相方へ一言!」』のスクリーンショット)

M-1には5回決勝進出した麒麟・川島明「相手にネタを教えるなんてあり得なかった」

ネタ順を話し合って決めたことに、「今風だなぁ、学校教育がそっちの方になってきてるもんね」と笑い飯・哲夫

若手芸人たちが皆でネタ作りをしている光景に「信じられへんよ」と首を傾げていたロッチ・コカドケンタロウ

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