「私は決して、彼らの名前を記載した原稿を提出したことなどありません。だから自分が書いたものについてしか話すことができない。私は明らかに失望しているんです」と述べた。
さらにオミッド氏は同日夜、英「BBC Two」の報道番組『Newsnight』にゲスト出演し、同著に関するインタビューに応じた。
オミッド氏は、自身の著書により王室の人種差別スキャンダルが勃発したことについての謝罪を拒否すると、「私もみんなと同じように失望しているんです。私が執筆と編集をして署名もした本に、それらの名前はなかったのですから」と述べ、最初から2人の名前は記載されていないことを主張した。
そして司会者が「オランダ語版の翻訳をめぐる騒動はPRのための演出ではないと、心の底から答えてほしい」と求めると、オミッド氏は手をあげて「私の人生と家族の人生にかけて」と誓い、このように続けた。
「これは真剣です。私は、陰謀説やこれが一種の売名行為だと示唆するような記事を目にして、心を痛めています。私が友人のメグ(メーガン妃)と共謀しているとか、そういうナンセンスなことは、真実からかけ離れたことになるからです。」
一方、同著の英語版をオランダ語に翻訳したサスキア・ピーターズ氏(Saskia Peeters)は英メディア『Daily Mail Online』の取材に応じ、オミッド氏とは異なる主張をした。
「私は翻訳家として、目の前にあるものを翻訳するだけです。王族の名前はそこにはっきりと書かれていました。私はそれを加えていません。ただ支払われた分の仕事をして、その本を英語からオランダ語に翻訳しただけです。」
画像は『Clarence House 2022年1月9日付Instagram「Wishing The Duchess of Cambridge a very happy 40th birthday today!」』『This Morning 2023年11月30日付X「‘I never expected it to be presented fairly on the pages of the same papers that their secrets are now being revealed for the first time…’」』『BBC Newsnight 2023年11月30日付X「‘A book I was extremely proud of… now overshadowed’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)