海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】死亡後に同性愛者と判明した男性、激怒の住民らが墓から遺体を掘り起こし焼き払う(セネガル)<動画あり>

地元に住む数人の男によって遺体は掘り起こされ、焼き払われてしまった。SNSで拡散されている動画には、炎が上がるチークさんの遺体を群衆が取り囲み、歓声をあげる様子が映っている。中には物を投げつけて、踊り出す者までいた。

炎が上がるチークさんの遺体を前にして歓声をあげる群衆。中には物を投げつけて踊り出す者までいた(画像は『SheX Sonko2024 2023年10月28日付X「Wadjia ngui」』のスクリーンショット)

そして翌29日、検察当局は事態を重く見たセネガルの司法当局が捜査を開始したと発表し、30日にはこの事件に関与した4人が逮捕された。フランスのニュースメディア『Paris Match』によると、人口の90パーセントがイスラム教徒というセネガルでは、同性愛が「悪しき行為」とみなされているという。また、特定非営利活動法人「アフリック・アフリカ」によれば、1966年に制定されたセネガルの刑法第319条には、「同性の個人と性行為、あるいはわいせつ行為をした者に1年から5年の実刑判決、および10万から150万CFAフラン(約2万4000円~約36万8000円)の罰金を科す」と明記されているそうだ。

人口の90パーセントがイスラム教徒というセネガルでは、同性愛が「悪しき行為」とみなされているという(画像は『SheX Sonko2024 2023年10月28日付X「Wadjia ngui」』のスクリーンショット)

しかし、今回の地元住民の行為は明らかに死者に対する冒涜であり、敬意に反する野蛮な行為だとして多くの人が強い嫌悪を示したようだ。また、人権擁護団体の「アムネスティ・インターナショナル」の現地支部は、「セネガル人権連盟」および「アフリカ人権擁護会議(RADDHO)」という2つの人権団体とともに、今回の事件を激しく非難する声明を発表している。

画像は『SheX Sonko2024 2023年10月28日付X「Wadjia ngui」』『New York Post 2022年1月31日付「Woman comes out as gay 6 years into marriage but stays with husband: ‘He’s my soulmate’」(Kennedy News and Media)』『Metro 2021年11月24日付「Santa Claus bags himself a boyfriend in the most sensational Christmas TV advert of the year – prepare to weep」(Picture: Posten)、2021年10月2日付「Married couple become throuple after wife falls in love with her gym buddy」(Picture: Jam Press/Freie Nutzung)』『The Mirror 2021年11月17日付「Married lesbian denied hysterectomy ‘in case future male partner wants children’」(Image: mediadrumimages.com/RachelChamp)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

米ノースカロライナ州在住の夫婦は2020年の夏、結婚6年目で妻(右)が「同性愛者」と告白。それでも一緒に暮らし続けているという(画像は『New York Post 2022年1月31日付「Woman comes out as gay 6 years into marriage but stays with husband: ‘He’s my soulmate’」(Kennedy News and Media)』のスクリーンショット)

ノルウェーの郵便局が2021年に公開したCM。サンタクロースが男性と恋に落ちるというストーリーに物議を醸していた(画像は『Metro 2021年11月24日付「Santa Claus bags himself a boyfriend in the most sensational Christmas TV advert of the year – prepare to weep」(Picture: Posten)』のスクリーンショット)

2021年6月に同性パートナーと結婚したアイルランド在住の女性。子宮摘出について医師に相談したところ「性的指向が変わって、男性の子供が欲しくなるかもしれない」と告げられ、医療差別として苦情を申し立てていた(画像は『The Mirror 2021年11月17日付「Married lesbian denied hysterectomy ‘in case future male partner wants children’」(Image: mediadrumimages.com/RachelChamp)』のスクリーンショット)

独ハンブルク在住の女性(中央)は2016年に結婚した夫がいるが、2019年にある女性と恋に落ち、3人での結婚生活をスタートさせていた(画像は『Metro 2021年10月2日付「Married couple become throuple after wife falls in love with her gym buddy」(Picture: Jam Press/Freie Nutzung)』のスクリーンショット)

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