首輪のタグに書かれたナターシャさんの電話番号に、一日で20件も確認の電話がかかってきたそうだ。こうしたことから、ナターシャさんは「迷子ではありません」という2つ目のタグを首輪に付けることになった。
“冒険”好きなナラについて「いつか帰ってこなくなってしまうのでは」と心配してしまうが、ナターシャさんは「まったく心配していないですよ。ナラはみんなから愛されているし、ナラも自分がしていることに満足しているみたいです。いつか電車に乗ってしまわないようにだけ祈りたいですね」と語っている。
ナターシャさんはナラの人気ぶりに気付き、Facebookで専用グループを作成した。そのグループには、ナラの写真やナラとのツーショットが多数投稿されている。スティーブニッジ駅の駅員は、「ナラは人々の間にある壁を取り払い、乗客たちのコミュニティを作ってくれました」と話している。
ナラは改札だけでなく、駅構内にあるカフェなどのお店に顔を出したり、券売機の上やフリーペーパーの上で寛いでいることもあるという。ショーン・スミス駅長(Shaun Smith)は、「ナラは人々に笑顔をもたらし、駅員やスタッフに明るい会話を生み出してくれます。駅員や駅のテナントが地域コミュニティの一員であると感じられるように支援することは、誰にとってもやりがいのあることですよ」とコメントしている。
なおテックインサイト編集部ではナターシャさんに、スティーブニッジ駅でのナラの行動をどのように発見したのか、そして駅や映画館以外にもナラが“冒険”したエピソードなどをうかがうために取材を申し入れている。
ちなみに2021年7月には英ウェスト・ミッドランズの駅で、国外へ引っ越す飼い主から駅員が猫を引き取り、その猫が“ネズミ捕り社員”として活躍し、話題を呼んでいた。
画像は『Nala 2023年10月26日付Instagram「This mornings photos」、2023年10月19日付Instagram、2023年11月8日付Instagram「Great photos from yesterday」』『George, The Station Cat 2021年3月8日付Instagram「Oh hello, was that the fridge I heard opening?」』『Tanja 2023年9月23日付TikTok「#Кошка #Mačka #Cat」』『East Bay Hardware 2022年4月6日付X「@eastbayhardware we carry gas and battery operated @STIHLUSA products and accessories.」』『New York Post 2020年10月30日付「London cathedral holds funeral service for beloved resident cat」(Bridget Davey/SWNS.COM)』『Bristol Post 2022年5月6日付「Tributes for social media star Molly, the Tesco cat tragically killed in a car accident」(Image: Fiona(Yate))』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)