イギリスのある駅の改札で、通勤客を待ち望む1匹の猫が話題を呼んでいる。改札機の上に座り込み、そこを通る人から撫でてもらうのを待っているのだ。人との触れ合いが大好きな猫は、記念撮影にも快く応じており、専用のFacebookグループやInstagramアカウントができるほどの“有名猫”となっている。動物専門ニュースサイト『The Dodo』などが伝えた。
人気の猫は、ナターシャ・アンブラーさん(Natasha Ambler)の飼い猫“ナラ(Nala、4)”だ。ナラは英ハートフォードシャー州スティーブニッジにあるスティーブニッジ駅(Stevenage railway station)を、朝と夕方を中心に訪れるという。
駅で過ごすナラの様子を捉えた動画には、改札機の上に狭いスペースを見つけ、器用に座り込むナラの姿が映っている。人がいない時は毛繕いなどをしながら、構ってくれる人が現れるのをじっと待っている。そしてナラの姿を見つけた人は、笑顔でナラの頭や背中を撫でていく。改札を通るついでにそっとナラを触る人、改札を通らずにナラのそばでじっくり撫でる人など様々だが、撫でてもらっているナラは満足そうな表情をしている。ナラは逃げることなく改札機の上に座り続けており、中にはナラと一緒に記念撮影をしている人もいた。
ナターシャさんによると、ナラは人に構ってもらうのが大好きで、「ナラは通勤客が来る時間帯を知っているので、朝と夕方を狙って駅に向かいます」と明かしている。
ナターシャさんはスティーブニッジ駅の近くに住んでおり、ナラはいつもそこから駅に通っている。ナラはもともと外へ出かけるのが大好きだったため、首輪にはGPSを付け、いつでもナラの居場所を確認できるようにしているそうだ。「ナラはスティーブニッジ駅をよく訪れていますが、映画館で一晩を過ごしたこともあり、友人に連れて帰ってもらったこともありましたね」と、ナターシャさんはナラの冒険を振り返る。
そんなナラのことを「迷子になっているのでは?」と心配する人も多数いるようで、