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writer : h-r

【海外発!Breaking News】飲酒後に帰宅するためトラック荷台下に忍び込んだ男性、4時間止まらず自宅から340キロ先に到着(豪)

タガン町近くにあった緊急停車エリアに停車し、トラックを降りて確認した。すると、トラック下部の金属ラックから男性が出てきたため、パーディープさんは思わず後ずさりしてしまったという。

パーディープさんに見つかってしまった男性は、「すみません。私の不注意でトラックの下に入ってしまいました」と詫びたそうだ。当時の心境についてパーディープさんは、「とても異例なことで、初めてこんな経験をしました。まさかトラックの下に人が入り込んでいたなんて想像もつきませんでした」と語っている。

パーディープさんは男性に同情し、まずは水を飲ませてトラックの中の座席に座るよう勧め、さらに北上したという。しかしその後、会話がかみ合わなくなってきたため、パーディープさんはゴールドコースト北部のクーメラにあるガソリンスタンドから警察に通報した。

そして警察官が駆けつけて事情聴取を受けた男性は、人や荷物を運ぶように設計されていない乗り物に乗っていた罰として、288オーストラリア・ドル(約2万8000円)の罰金を科された。その後、警察官は男性を最寄りのクーメラ駅まで送ったそうだ。

なお、クイーンズランド・トラック協会代表のゲーリー・マホン氏(Gary Mahon)が語ったところによると、男性が生きていたのは幸運なことだったという。トラックは交通量の多い高速道路を走行していたが、男性は路面から1メートルほどしか離れていない場所にいた。そして道路の段差や何かしらの物体が飛んでくる可能性、また横から吹く風の影響などが原因で、男性はトラックから転落していた可能性もあった。

男性が入り込んだ場所について説明する運転手のパーディープさん。路面から1メートルほどしか離れていなかった(画像は『ABC(Australian Broadcasting Corporation) 2023年11月20日付「Truck stowaway ‘lucky to be alive’ after hiding beneath B-double for 390km trip to Gold Coast」(ABC News)』のスクリーンショット)

またゲーリー氏によると、オーストラリアで同様の“密航”が起きたことはこれまでにないという。同氏は、「今回の事件はオーストラリアでよく言われる『マーフィーの法則(人生が幸福か不幸かは己の考え方で決まるという法則)』が、男性に好転的に作用したのだと思います」と述べ、「しかし、私たちはそのような行為をする者を強く非難します」と付け加えた。

今回のニュースを見た人々からは、「そのような状況下で車を運転するのは非常に危険であり、男性が生き残ったのが不思議なほど」、「トラックの運転手が運行前点検をしなかったのは明らかだ」といったコメントがあがっている。

画像は『ABC(Australian Broadcasting Corporation) 2023年11月20日付「Truck stowaway ‘lucky to be alive’ after hiding beneath B-double for 390km trip to Gold Coast」(ABC News)(ABC News: Sharon Gordon)』『South China Morning Post 2017年11月27日付「Boys cling to underside of bus for three hours in China to try to see mum and dad」』『自由時報 2019年7月4日付「火車刺警案》嫌犯情緒不穩 移送時歇斯底里」(記者蔡宗勳攝)』『SA Trucker 2022年9月13日付X「Hanging for dear life after failed hijacking」』『Fox News 2021年11月28日付「Man hides in landing gear of American Airlines flight from Guatemala to Miami」』『Khaleej Times 2019年10月1日付「Man found dead in landing gear of a plane; tragic details revealed」(Agencies file)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

中国で2017年、都市部へ出稼ぎに行った親に会うため、長距離バスの下に隠れて80キロの道のりを移動した少年2人(画像は『South China Morning Post 2017年11月27日付「Boys cling to underside of bus for three hours in China to try to see mum and dad」』のスクリーンショット)

2019年7月、台湾の列車で無賃乗車の清算を拒否した男。駆けつけた警察官を果物ナイフで刺していた(画像は『自由時報 2019年7月4日付「火車刺警案》嫌犯情緒不穩 移送時歇斯底里」(記者蔡宗勳攝)』のスクリーンショット)

南アフリカのトラック運転手たちが投稿するSNSで2022年、カージャックに失敗した男が猛スピードの車両にしがみつく様子が公開されていた(画像は『SA Trucker 2022年9月13日付X「Hanging for dear life after failed hijacking」』のスクリーンショット)

2021年11月、アメリカン航空機の車輪格納庫に隠れて密航したグアテマラ人の男。氷点下で2時間半のフライトに耐え、関係者は「生きているのが信じられない」と話していた(画像は『Fox News 2021年11月28日付「Man hides in landing gear of American Airlines flight from Guatemala to Miami」』のスクリーンショット)

2019年9月、モロッコの空港でギニアからの密航者の男が変わり果てた姿で発見された。男は離陸前の旅客機の車輪部分をよじ登って侵入したとみられていた(画像は『Khaleej Times 2019年10月1日付「Man found dead in landing gear of a plane; tragic details revealed」(Agencies file)』のスクリーンショット)

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