このほどオーストラリア在住のある男性が、飲酒後に帰宅しようと無断でトラック下部のラックに乗り込んだ。しかしトラックはノンストップで4時間走行し、目的地とはかなり離れたところに着いてしまった。しかも男性はトラックの運転手により警察に通報され、約2万8000円の罰金を科されたという。オーストラリアの公共放送局『ABC News』などが報じた。
大量の酒を飲んでいたとみられる43歳の男性は11月17日、豪ニューサウスウェールズ州ナンブッカ・ヘッズから自宅のある同州コフズ・ハーバーまでの50キロの道のりを、ダブル連結トラックの下部にある金属ラックに忍び込んで移動するというアイデアを思いつき、実行に移した。
男性は、ニューサウスウェールズ州の東海岸を通る幹線道路「パシフィック・ハイウェイ」上で赤信号になった時にトラックから飛び降りることができると思っていたが、信号は常に青で、一度も停止しなかったという。
トラックが初めて停車したのは、男性がトラックに忍び込んでから4時間後のことだった。男性は、当初の目的地から340キロ離れたクイーンズランド州の海岸沿いの町ゴールドコーストに着いてしまったのだ。
トラックを運転していたパーディープ・ダヒヤさん(Pardeep Dahiya)はこの日、シドニーからブリスベン間の貨物輸送を担当しており、午前1時30分頃に仮眠のためナンブッカ・ヘッズに立ち寄った。
パーディープさんはそこでコーヒーを飲み、点検を済ませた後、午前2時40分頃に再び出発した。そして辺りが明るくなり始めた頃、パーディープさんはバックミラー越しに何かが動いていることに気づいた。その時、トラックの下部にオレンジ色の布が見えたそうだ。
何事かと思ったパーディープさんは、