その人影は宙を浮いて移動しているようにも見えたという。
ヴィクトリアさんとジョーさんは、その人影の正体を確かめるために写真をクリックして映像を見ようとした。しかしカメラは動きを感知した際に静止画を撮影する設定になっており、映像は記録されていなかったそうだ。
2人はFacebookにこの時の写真を投稿し、この人影の正体についてフォロワーに質問したところ、「何か幽霊が出るようなアイテムがあるのかも」「壁に影が映っているので、不法侵入者だと思う」といった声が寄せられた。結局、信憑性のある情報は得られなかったが、その後2人は英ニュースメディア『Kennedy News and Media』のインタビューに応じ、このように語っている。
「それは本当に奇妙な感じでした。私たちは幽霊を信じているわけではありませんが、それは浮遊しているように見えたんです。『いったいそこで何が?』って混乱して、私たちは少しだけ頭が真っ白になってしまいました。」
「私たちは2人ともミレニアル世代なので、ドキュメンタリー映像のように見せかけて演出するモキュメンタリー映画を見て育ったんです。だからホラー映画の『パラノーマル・アクティビティ』を思い出しましたよ。キウイはあの時吠えることはなかったけど、今思えば鳴き声を上げていたような気がします。」
「それに普段のキウイは自分のベッドで一晩中寝ているはずなのに、この写真では明らかに何かから逃げているのが分かります。人が大好きなキウイだから、もしフレンドリーな幽霊だったら喜んでボール投げなんかして遊んでいたはずですけどね。」
なお英マンチェスターの日刊紙『Manchester Evening News』が伝えたところによると、のちに2人はこの時のFacebook投稿を削除したようだ。
実は、ヴィクトリアさんとジョーさんが住む家は1888年に建てられたそうで、築135年になる。2人はこの家に1年前に引っ越してきたが、その引っ越し初日にも不可解な現象が起こったそうだ。当時2歳の甥と子犬が階段の途中に座っていたところ、突然理由もなく甥が泣き出し、同じタイミングで子犬も鳴き始めたという。
しかしながらヴィクトリアさんとジョーさんは、この家にネガティブな気持ちは持っていない。2人は夜中に幽霊が出ると言われるロンドンの中心部を歩くゴーストウォーキングツアーに参加したり、ホラー映画を見たりするのが好きなため、自分たちの家を「何よりもカッコいい」と肯定的に捉えているとのことだ。
ちなみに豪ニューサウスウェールズ州では今年1月、ある夫婦が自宅に設置した監視カメラに白い人影が映っていたことで恐怖に駆られていた。白い人影は、夫婦が飼っている犬を追うようにして室内を移動していたという。
画像は『Manchester Evening News 2023年10月11日付「Couple spooked as dog cam pictures hooded figure chasing their pet」(Image: Kennedy News and Media)』『The Mirror 2023年1月19日付「Couple spooked as CCTV footage shows ‘dead family member’ walking ‘calm’ dog」(Image: Kennedy News and Media)』『The Sun 2021年10月20日付「CAUGHT ON CAMERA Disturbing video shows how ‘ghost’ takes off dog’s collar while tormenting family every day」(Credit: TikTok)』『The Daily Star 2021年9月30日付「Heartbroken dog owner shares ‘proof’ her loyal pet’s ghost appears with incredible photo」(Image: Angelita Casale)、2023年8月8日付「Hen party flees Scottish beauty spot after haunting group photo unearths lake tragedy」(Image: TWITTER/HOLLYDCA)』『The Sun US 2020年8月26日付「GUARDIAN ANGEL Grieving daughter has revealed the eerie moment her ‘dad’s ghostly figure’ returned as her mom lay dying of lung cancer」(Credit: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)