オウムやインコは言葉を真似るのが得意だが、フランスで3年前に盗まれたヨウムは、そのおしゃべりが功を奏して無事に飼い主と再会した。ヨウムは警察に保護された際、自分の名前を叫んでいたことから、すぐに飼い主が特定できたという。フランスの日刊紙『La Provence』などが伝えている。
フランスのマルセイユ旧港付近で9月末頃、パトロール中の警察官がシャルル・プリュミエ通りの歩道でヨウム(アフリカハイイロオウム)を売ろうとしている業者を発見した。一般社団法人「バードライフ・インターナショナル東京」によると、ヨウムは世界で最も密売の対象となる鳥であり、野外で捕獲されたヨウムの国際取引は基本的に禁止されている。
そのような背景から警察はこのヨウムを押収することになったが、警察官が檻に近づくと、中にいたヨウムが「ジャコ! ジャコ!」と叫び出した。その時に警察官のひとりが、同僚から2020年に“ジャコ(Jako)”という名前のヨウムが盗まれた話を聞いたことを思い出した。
その同僚は「もし、ジャコが見つかったら自分の名前を喋ると思う」と話していたという。ヨウムは一旦、動物保護施設に預けられたものの、