海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】色覚障害で朝日が緑色に見えていた少年、クラスメイトがお小遣いで専用メガネをプレゼント(米)

「ワオ! みんなはこんな景色を見ていたんだ!」と驚きながらも笑顔で周囲を見渡していたという。

その後、クリスティーナさんは特別に休み時間を設け、ジャロン君が屋外用のメガネを試せるようにクラスのみんなと外に出た。クリスティーナさんは「とても素晴らしい瞬間でしたね。ジャロン君はずっと笑顔で、あの笑顔は忘れられないわ」と振り返った。

ジャロン君の専用のメガネを購入するため、お小遣いを少しずつ持ち寄ったクラスメイトたち。初めて専用のメガネをかけたジャロン君は、いつもと違う景色に興奮していた(画像は『NBC 5 Dallas-Fort Worth 2023年10月20日付「Colleyville student sees color with help of his classmates」』のスクリーンショット)

またリンジーさんも、次のように語っている。

「クラスメイトたちの溢れるほどの思いやりと、ジャロンの名前を呼んで弾けるような笑顔を見せる子どもたちを目の当たりにして、決して忘れられない瞬間になりました。母親として、子どもの“初めて”に立ち会いたいと思うものです。初めての一歩や初めての言葉、初めてのアイスクリームの味などと同じような瞬間を見ているようでした。けれど私たちは、プレゼントの反応を期待する子どもたち、そして友達の“初めて”に立ち会う子たちに囲まれ、愛に溢れる瞬間にいたのです。」

「多くの子どもたちがお小遣いを持参し、寛大なプロジェクトで一つになったことは、世界にはまだ善良さがあり、次世代の心には善意さがあると私は思います。このことは家族でも話していますよ。ジャロンは真の友情とは何なのか、周囲を思いやる心とは何なのかを目の当たりにしたと思います。この日のことを胸に刻み、ずっと忘れないでいて欲しいですね。」

心優しいクラスメイトに恵まれ、両親も感激していた。母親のリンジーさん(右)はジャロン君に「友達がしてくれた心優しい行動を忘れないでほしい」と話している(画像は『NBC 5 Dallas-Fort Worth 2023年10月20日付「Colleyville student sees color with help of his classmates」』のスクリーンショット)

メガネをプレゼントしてもらったジャロン君は、「僕のためにこんなことをしてくれる友達がいて、これこそが真の友達なんだと知ることができてとても嬉しいです」とクラスメイトたちの行動に感激していた。

ジャロン君は今後、新しく色の認識を覚え直すことになる。これまで草の色を“赤”と答えていたジャロン君にとって、覚え直すことは新たな挑戦になるが、すでにクラスメイトが暗記カードを作るなどサポートしているという。原色から始め、原色を混ぜ合わせた二次色も順番に覚えるため、一緒に取り組んでいくそうだ。

なおテックインサイト編集部では「Glenhope Elementary School」に、ジャロン君のために資金を集めたことで学校全体に与えた影響や、ジャロン君とクラスメイトの友情についてうかがうべく取材を申し入れている。

画像は『NBC 5 Dallas-Fort Worth 2023年10月20日付「Colleyville student sees color with help of his classmates」』『Mac 2021年1月5日付X「The fact that I hardly ever mentioned my want for colorblind glasses」』『GoFundMe 2019年11月22日付「Color Blind Glasses」』『Storytrender 2018年7月9日付「Colour me beautiful – Wife gives husband enchroma glasses as wedding gift」(CATERS)』のスクリーンショット、『CNN 2017年3月4日公開 YouTube「Moment boy sees color for the first time」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 iruy)

米ジョージア州に暮らす色覚障害の男性。22歳の誕生日に友人からもらった色覚補正眼鏡をかけて「これをみんなは見ていたのか!」と男泣き(画像は『Mac 2021年1月5日付X「The fact that I hardly ever mentioned my want for colorblind glasses」』のスクリーンショット)

米ミネソタ州の学校に通う色覚障害の中学1年生。初めて色覚補正眼鏡をかけて、肩を震わせて感動のあまり泣き始めた(画像は『GoFundMe 2019年11月22日付「Color Blind Glasses」』のスクリーンショット)

米ノースカロライナ州在住の色覚異常を持つ男性。自身の結婚式の日に新婦からプレゼントされた“色覚補正サングラス”をかける。鮮やかな光景に感極まったのか、静かに涙していた(画像は『Storytrender 2018年7月9日付「Colour me beautiful – Wife gives husband enchroma glasses as wedding gift」(CATERS)』のスクリーンショット)

米アイオワ州に住む色覚異常の10歳少年。色覚補正眼鏡を初めてかけた瞬間、父親に「違いがわかる?」と聞かれて抱きついていた(画像は『CNN 2017年3月4日公開 YouTube「Moment boy sees color for the first time」』のサムネイル)

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