ママの声は聞き取れても、大好きな顔はぼんやりとしか見えない…。そんな世界で生きてきた男児がある日、眼鏡をかけることで別世界を体験した。そしてその瞬間を捉えた動画がアメリカの朝の情報番組『Today』などで紹介され、人々に幸せを届けている。

米ニュージャージー州ハッケンサックで検眼や弱視補助などを専門に行っている「フォーカス・アイ・ケア・PC（Focus Eye Care PC）」のInstagramに先月30日、目に障がいがあるローガン君（Logan）が初めて眼鏡をかける様子が投稿された。

動画のローガン君は、眼鏡が多数並ぶ店内のカウンターに腰かけており、女性スタッフにバンドが付いた水色の眼鏡をかけてもらっている。

初めての眼鏡というだけあって、最初は嫌がる素振りを見せるローガン君だが、スタッフが両手を握り「ハイ！」と何度か優しく声をかけると、顔を少しだけ上げている。

するとローガン君はまず、スタッフの顔を下から覗き見るようにして動きを止め、さらに顔を上げて目の前にいると思われるママの顔をジッと見た。

ローガン君は口をポカンと大きく開け、明らかに驚いた表情を見せており、ママとスタッフの顔を交互に見つめる。そして口を開けたまま満面の笑みを見せ、頭を後ろに反らして喜びを表現しているようだった。

また背後では「オーマイガー…！　今は見えるのでしょう！」と嬉しい悲鳴が上がっており、