アナコンダが締め付けを緩めた後、死骸に巻きつき、大きな口を開けて頭から呑み込む姿を映し出した。
チェーリオさんは「私が撮影を始めた時はすでに、イノシシはアナコンダに締め付けられていて死んでいたと思う」と明かし、テックインサイト編集部の取材にこのように答えてくれた。
「実はアナコンダと遭遇するのは、年に10回ほどでとても珍しいことなんだ。でもアナコンダと出会えた時は必ず、ああやって記録を残しているよ。観光客はとても喜んでくれるけど、中には怖がる人もいてね。彼らには『刺激をしなければ決して襲ってこないから、近付かないように』とアドバイスしているよ。人間に気付いたアナコンダはまず、その場から逃げようとするからね。」
そしてこの貴重な光景を目撃した医学生のアナニー・テンポニーさん(Ananny Temponi)は、次のように述べていた。
「ツアーはこれまで私が経験した中でも最も素晴らしいものだった。特にアナコンダがこの旅に花を添えてくれたのよ。こんな光景が見られるなんて本当にラッキーだったわ!」
ちなみに中南米のツアーを行う「Chimu Adventures」のウェブページによると、アナコンダは水面下にいても、10分間は息を止めることができ、泳ぎが上手いという。また目と鼻孔が頭の上方にあるため、獲物のほとんどは水辺にやって来る動物で、毒を持たないため獲物に巻きついて圧死させてから丸呑みにするという。ただ、イノシシのような大きな獲物を消化するには時間がかかるそうだ。メスはオスよりも大きく、オスの体長の平均が2.7メートルに対し、メスは4.5メートル、体重は大きいもので230キロにも達するそうで、動画の個体はメスである可能性が高いようだ。
なおブラジルでは今年2月、共食いをしたオオアナコンダが、せっかく呑み込んだ個体を吐き出す瞬間をカメラが捉えて注目されていた。幸運にも、吐き出された小さな個体はなんとか逃げ切り無事だったようだ。
画像は『Célio Araújo 2023年10月19日付Instagram「A hora da refeição」、2023年8月17日付Instagram「Inesquecível esse lugar」』『iBahia 2023年5月22日付「VÍDEO: ‘Anaconda’ gigante regurgita sucuri no interior de Goiás」』『The Sun 2021年10月12日付「SNAKE, RATTLE AND ROLL Giant anaconda wraps itself round a deadly caiman in brutal fight for survival – but who comes out on top?」(Credit: Caters)、2022年10月25日付「GRIM FIND Granny vanishes after popping out into woods for a walk… what cops found was truly horrifying」(Credit: ViralPress)』『NewsFirst Prime 2023年7月24日付X「Visuals of a snake gobbling up another snake in Mysuru have gone viral.」』のスクリーンショット、『Mail NewsTV 2023年6月10日公開 YouTube「Gruesome moment a dog walker films a python turning a wallaby into dinner and says the sight……」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 A.C.)