共食いをしたオオアナコンダが、せっかく飲み込んだ個体を吐き出す瞬間の映像がブラジルから届いた。思わずカメラを構えたという男性が「きっと動画がなかったら、誰も信じてくれないだろうね」と目を丸くするほど珍しい映像とともに、ブラジルのニュースメディア『iBahia』などが伝えた。
牧場主として生計を立てているマルセロ・パレイラさん(Marcelo Parreira)は今年2月、ブラジル中部ゴイアス州イタルマ(Itarumã)近くの川で船釣り中、水辺に全長5メートルほどのオオアナコンダ(green anaconda)がいることに気付いた。
同じ川で釣りをするようになって8年になるというマルセロさんは「ちょうどその日の釣りを終え、ボートを走らせていた時だった。すぐ近くに巨大なアナコンダがいるのが見えてね。それはとても美しく、健康そうに見えたんだ」と当時のことを振り返り、このように続けた。
「動画を見れば分かるけど、そのアナコンダは食事を終えたばかりのようで、川岸をゆっくりと移動していた。そして突然、口を開いたんだ!」
当時の映像では、オオアナコンダの口の中に別のアナコンダの頭が見て取れ、マルセロさんは「最初は何が起きているのか理解できなかった。でもよく見ると、オオアナコンダはいったん食べたヘビを吐き出していた。それも決して小さくはない個体をだ」と目を丸くする。
オオアナコンダの腹部は大きく膨らんでおり、