当時テレビで活躍していた女性タレントの出演本数ベスト20を書き出し、彼女らがどの番組に何回出演しているのかを細かくデータ化した。そして番組名の箇所に「自分が出たい番組」「この番組だったら、自分でもいける」と思ったところにシールを貼っていくと、“若槻千夏の類似タレント”が見えてきたそうだ。さらに彼女たちがその番組に出演している際、「このタレントは番組で、何を求められているのか」をじっと観察しながらノートに書き留めていった。この作業を5年間、続けたのだ。「私、受験勉強くらい頑張りましたから」と若槻は笑う。
東野幸治が「MC別の対応を研究したんじゃないの?」と聞くと、若槻は「それは誰でもやってること、テレビで言わないだけで」と明かしており、タレントとして常識のことらしい。
そんな若槻について、東野は特に『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)で「ちゃんと仕事してる」と思うそうだ。毎回7~8名出演しているゲストのテンションが低ければ、声をかけて場を盛り上げる。また、彼女たちのシュート本数が少なければ、ドリブルしながら前に出て若槻自らシュートを打つ。番組の空気を読みながら、状況によって今何をするべきなのかを瞬時に判断して動いており、「まるでサッカーのボランチ」と東野は感心するばかりであった。
今回の若槻との対談は、コメント欄で「恐ろしく頭が良いし、努力家。トークが上手いだけで戻れたわけじゃないんだなぁ」「編集無しでこのトーク、千春(若槻の本名)は天才やな」と、彼女の評価がぐんと上がっている。何より東野と若槻の息がぴったりで、「2人でトーク番組をやってほしい」との声も見受けられた。
画像4枚目は『若槻千夏 2023年9月15日付Instagram「17歳の時に東京で初めて出来た友達だから..出会って22年!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)