彼女は「ベビーカーじゃなくて、ベビーサークルよ」と言い訳したという。
オリビアさんは、この夫婦について「流暢な英語を話し、学校でちゃんと教育を受けた賢い人のように見えましたが、なぜ、こんなに常識がないのかしら?」と疑問を呈しており、「みなさん、何かをする前にちゃんと頭を使いましょう」と訴えた。
また、動画を見て、なぜ誰も洗濯機のスイッチを切らないのか不思議に思うかもしれないが、男性のほうが洗濯機を止めてベビーサークルを取り出そうとしたが失敗したそうだ。さらに当時、そこにいた客のほとんどが子供か高齢者で、石鹸水の上で滑って転倒したり、感電や飛び散ったガラスの破片で怪我をする危険もあったと、オリビアさんは事情を説明している。
別の人の話によると、洗濯機は最終的に詰まり、メンテナンスの人が来るまで動かなくなってしまったそうだ。
マレーシアの中国語メディア『China Press』が伝えたところによると、同コインランドリーの経営者リン氏(林)は「この種の事故が起きたのは初めてだ」と述べたそうだ。そして店内には、余分な衣類を洗濯機や乾燥機に入れないこと、靴、ヘルメット、カーペット、ペットの衣類などを洗うことを禁止する注意書きが掲示されているが、リン氏は「誰かがこんなことをするとは予想していなかった。将来的には、固い物の洗濯を禁止する張り紙をする」と、考えを明らかにした。
なお相手方から謝罪はまだなく、リン氏はこの夫婦と損害賠償の方法について話し合うつもりだ。今のところ法的手段には訴えない方向で、洗濯機の修理と交換にかかる費用を確認中だという。
SNS上では、動画を見て驚愕する人々のコメントで溢れかえった。
「なんとも馬鹿馬鹿しい損害だ」
「赤ちゃんを入れていないだけマシだけど、一体どうしたらこんな母親になるんだい?」
「非常停止ボタンが各機に付いていないのが気になるなぁ」
一部のネットユーザーは、ベビーサークルが遠心力でドアの外に滑り落ちていく場面について、「貞子が這い出そうとしている」、「一目見たとき、幽霊かと思った」などとコメントした。
テックインサイト編集部ではオリビアさんに取材を申し込んだところ、コインランドリーでの出来事について以下のように語ってくれた。
「あれは夕食の時間帯でした。コインランドリーの近くにフードコートがあって、私は家族と一緒に食事を済ませて家に帰るところでした。コインランドリーに近づいたときにガラスが割れる音がしたので、店のドアのところに行くと、床一面が水浸しでした。洗濯機も回り続けていたので、店主に電話して知らせたところ、店主から動画を撮影しておいてほしいと頼まれたんです。店主もすぐに駆けつけました。あの夫婦は洗濯機を回してから食事に行くところのようでした。女性は私が撮影していることに気付き、動画をSNSでシェアされたくなかったので、削除するように言ってきました。夫婦は、店主に謝りもしませんでしたし、損害賠償の話し合いについても不満気でした。とにかく、誰も怪我をしなくて良かったです。」
同様に『Mister Wash』にも直接話をうかがうべく取材を申し込んでいるが、現時点でまだ回答は得られていない。
ちなみに今年3月にはスペインのコインランドリーで、洗濯物のなかにライターの詰め替え用カートリッジが紛れ込んでいたため、乾燥機が爆発した。
@8world.news 一对夫妇疑似将婴儿床护栏放进自助洗衣店的洗衣机里清洗,导致洗衣机玻璃爆裂,肥皂水流满一地。#新加坡 #sgnews #8worldnews #8视界新闻网 #misterwash #washingmachine ♬ original sound – 8视界新闻网
画像は『Mister Wash – Laundromat 2019年8月1日付 Facebook「Just Opened!」』『WeirdKaya 2023年9月13日付「Couple Puts Baby Playpen Into Washing Machine In S’pore, Causing It To Explode & Send Glass Flying Everywhere」(Cover image via Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)