コインランドリーのパワフルで大容量の洗濯機は、厚手の毛布など普段家庭で洗濯できないものが洗えて便利だが、だからといって何でも洗えるわけではない。このほどシンガポール在住のオリビア・ロウさん(Olivia Law)は、コインランドリーで折りたたみベビーサークルを洗っている分別のない夫婦を目撃したという。ベビーサークルは、ドラム式洗濯機のガラスを割って硬いフレームの一部が外にはみ出た状態で、周囲にガラスと石鹸水を飛び散らしながら回転していた。シンガポールのメディア『AsiaOne』『8world News』などが報じたが、テックインサイト編集部ではオリビアさんに当時の状況について話を聞いた。
現地の各メディアの報道によると、9月10日の夕方、シンガポールのセンバワン(Sembawang)にあるコインランドリー「Mister Wash」にて、ガラスが割れる大きな音が2度したという。近くを通りかかったオリビアさんが店の中を覗いてみると、1台のドラム式洗濯機の丸いドアのガラスが割れ、中から何やら硬くて長いものが突き出た状態で回転していた。
洗濯機の前にはガラスが飛び散り、泡立った水が床一面に広がって、洗濯機が回転するたびに水や泡が飛散して店内はひどい状態だ。
オリビアさんはこの衝撃的なシーンを動画撮影しながら、居合わせた利用客や騒ぎを聞きつけてコインランドリーに集まった人々と「誰かがベビーカーを入れたみたいだ」などと話していたところ、洗濯機の中身の所有者と思われる夫婦がオリビアさんに近づき、撮影を止めてネットに投稿しないように頼んできたという。
オリビアさんは、当時のことをFacebookでこのように綴っている。
「夫婦のほうから私を呼び止めて撮影をストップするように言ってきたので、“常識外れ”なものを平気で洗う間抜けが誰なのか、店内の皆の知るところとなりました。」
オリビアさんは、店内の監視カメラが一部始終を記録していることに気付いていたので、夫婦の前で人物が映っている映像はすべて削除した。さらに「ベビーカーはとても危険なので洗濯機に放り込むことはできないよ」と女性のほうにアドバイスしたところ、