尻尾を振りながら男を追いかけ、後ろ脚で立って甘えるような仕草を見せた。すると、男のほうも犬好きだったのか、わざわざ持ち出そうとした自転車を元の位置に戻すと、犬の顔をくしゃくしゃにするようにして撫で始めたのだ。
「なんて可愛い子なんだ。君のパパ(飼い主の意)はどこだい?」と優しく声をかけながら撫でていると、犬は気を許したのか、お腹を見せるようにして地面に横になった。男はその場にしゃがみ込んで犬のお腹をさすっており、犬に顔を舐められると「僕も大好きだよ。一緒に家に帰りたいくらいだ」とフレンドリー過ぎる犬にメロメロな様子だ。犬は構ってほしそうに再び寝転がったが、男は自転車を押しながら歩いてガレージを後にした。犬は男を追ってガレージの入り口まで歩き、寂しそうに男を見送っていた。
サンディエゴ市警察が犯人を見つけるためにこの動画をFacebookで公開して情報提供を呼びかけると、予想外の光景に反響を呼んだ。ユーザーからは「ゴールデン・レトリバーはフレンドリー過ぎるから、番犬に向かないね」「犯人は絶対に酔っぱらっていると思うよ」「犯人が心変わりして犬を盗まなくて良かった」「可愛すぎる」など笑いの絵文字とともに様々な声が寄せられている。
ちなみに2021年2月には、タイの宝石店で防犯訓練が行われ、強盗に扮した警察官がやって来た。しかし、店内で昼寝中だった犬はピクリとも動かず、その様子を捉えた動画が大勢の笑いを誘っていた。
画像は『San Diego Police Department 2023年8月3日付Facebook「The San Diego Police Department needs YOUR help in identifying a burglary suspect.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)