子ガモたちを見守るジャーマン・シェパードを捉えた動画が、大きな話題を呼んでいる。この犬は大親友だったカモと昨年に別れを経験したばかりで、その寂しさを埋めるかのように四六時中、飼い主が保護した子ガモたちの様子を見守っているという。犬と子ガモたちのストーリーには「まるで映画のよう」という声があがっているようだ。米ニュースメディア『Fox News』などが伝えている。
ニュージーランド南島のタスマン地方リワカで暮らすオスのジャーマン・シェパード“ベン(Ben)”は、“テディ・ズーム・ズーム(Teddy Zoom Zoom)”と名付けられた野生のカモの大親友がいた。2019年に出会い、追いかけっこをするなど仲良く過ごしていたが、昨年のある日、テディはつがいを探すためにどこかへ飛んでいくと、そのまま帰ってこなかった。
飼い主のジュリー・マグワイアさん(Julie McGuire)は「テディがいなくなり、私たちもみな悲しかったです」と当時を振り返る。親友との突然の別れにベンは寂しい思いをしていたが、新しい出会いが訪れた。
今月上旬、ジュリーさんのパートナーであるジェイク・シダーマンさん(Jake Cederman)が、働いていた果樹園にある小川のそばで複数の子ガモを発見した。ジェイクさんは母ガモが戻ってくることを期待して8時間ほど待ってみたが、一向に姿を見せなかった。現在のニュージーランドは冬の季節にあり、夜になって冷え込んできたため、自宅に連れて帰り保護することにした。
そして、家にやってきた子ガモたちの姿を見たベンは、