一緒に暮らす3羽の子ガモが大好きな犬は、いつもそばで見守り並々ならぬ愛情を注いでいた。その子ガモたちがワニに襲われているのを見た犬は自分よりも大きなワニと戦い必死に守ったが、脚を骨折する大ケガをしてしまった。種を超えた愛情により命を懸けて守ろうとした勇敢な犬を「忠実で愛情深い犬です」と飼い主は褒め称えているという。『WJHG』などが伝えている。
米フロリダ州パナマ・シティ・ビーチにあるパウエル湖畔在住のミスティ・ロバーツさん(Misti Roberts)と夫のホイットフィールドさん(Whitfield)は、黒のラブラドール・レトリバー“ビューティー(Beauty、8)”と3羽の子ガモ“クレス(Cress)”、“ダウニー(Downey)”、“ドット(Dot)”を飼っている。
ミスティさんは「ビューティーはカモたちにとても優しく接しているんです」と話すものの、ビューティーが遊びたくて追いかけると子ガモたちは逃げ回ってしまうそうで、ビューティーの愛は一方通行の様子だ。
それでもビューティーは、子ガモたちが湖で泳いでいる時は近くで見守ったりしていた。またある時、しばらくビューティーの姿が見えないと思ったミスティさんが心配して庭に探しに行くと、茂みに引っ掛かって動けなくなっている子ガモのそばを離れずに見守っていたこともあったという。自分で助けることはできなくても、ミスティさんが来るまでずっとそばにいたのだ。
「ビューティーは子ガモたちのことが大好きで、ただ友達になりたいんですよ。」
そんな微笑ましい関係のビューティーと子ガモたちが湖で遊んでいた時、事故が起きた。今月13日、家にいたミスティさんは湖近くの庭でビューティーが吠えて騒ぐ声を聞いたという。
「吠え方が普段のビューティーとは違っていたので、他の犬が庭に入って来たのかと思いました」と当時を振り返るミスティさんが慌てて外に出ると、8フィート(約2.4メートル)の大きなワニの姿が目に入った。
ミスティさんはパニックに陥りながらも急いでビューティーの名前を呼ぶと、