海外発!Breaking News

writer : hanako

【海外発!Breaking News】末期の卵巣がんで余命わずかと診断された女性、長年の夢だった結婚式を挙げる(英)

がんは進行しすでに末期状態であることが確認された。

「残念なことにがんは広がっていてステージ4の卵巣がんと診断され、医師に余命を聞いたら1年ぐらいだと告げられました。私たちが出会ったのはエマが16歳、私が17歳の時でした。それ以来ずっと一緒にいる私たちはいつか結婚式を挙げるのが夢でしたが、経済的に余裕がなく毎日を過ごすだけで精一杯でした。でも残された時間がわずかだと分かると毎日がとても早くて…可能な限り早く結婚しようと決めたのです。」

そのように明かしたダヴァさんは、エマさんの健康状態が悪化するなかで結婚式の計画を立て、2人の親友であるルイーズ・ベルさん(Louise Bell、29)がその準備を手伝ってくれたという。

そしてルイーズさんが地元の企業に働きかけたところ、結婚式場「サドル・クラブ(The Saddle Club)」のオーナー夫妻が会場とともに食事やケーキを、「クラリティ・ウェディング・フォトグラフィー(Clarity Wedding Photography)」が写真撮影を、そして「アクション・ウェディング・ビデオ(Action Wedding Videos)」は感動的なビデオを制作してくれるなど、多くの企業が無料でサービスを提供してくれたそうだ。

ダヴァさんは挙式当日の様子についてこのように語っている。

「人生で最高の時間を過ごすことができました。あの日のことを忘れることはないでしょう。ルイーズの助けがなければすべてを成し遂げることはできませんでしたし、みなさんの素晴らしいサポートに心から感謝しています。エマは疲れていたにもかかわらず、当日は素晴らしい活躍をしました。彼女はやっと自分にふさわしい日を迎えたのです。母親が病気になるのを見ることは子供たちにとって非常に辛いことですが、彼らはとても強く、家族でこの日を迎えられて嬉しく思います。私はエマと子供たちのことをとても誇りに思っています。」

一方のエマさんは「挙式当日はプリンセスになった気分でした。みなさんが私の期待に応えてくれたおかげで、想像以上に素晴らしく胸がいっぱいになりました。私は助けが必要な人のために一丸となって協力してくれる地域社会の一員であることを誇りに思います」と感謝の気持ちを述べた。

地元企業の協力のもと結婚式を挙げたエマさんとダヴァさん。挙式にエマさんは「想像以上に素晴らしく胸がいっぱいになりました」、ダヴァさんは「人生で最高の時間を過ごすことができました」と振り返っている(画像は『The Mirror 2023年6月29日付「Mum with months to live gets perfect wedding after community rallied together」(Image: Clarity Wedding Photography / SWNS)』のスクリーンショット)

現在のエマさんは「セント・ジョン・ホスピス(St John’s Hospice)」に入院しているが、彼女は「病気になったことで、私は肉体的にも想像もしなかったような苦しみを味わってきました。でももし私が声をあげることで少なくとも1人の女性を救うことができるなら、私の闘病は意味のあるものだと思えるのです」と話しており、自分の体験を通じて女性特有のがんとその症状についての認識を広めたいと願っている。

画像は『The Mirror 2023年6月29日付「Mum with months to live gets perfect wedding after community rallied together」(Image: Clarity Wedding Photography / SWNS)(Image: Dava Rice / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

子供たち3人にとって「母親が病気になるのを見ることは非常に辛いこと」と語ったダヴァさん。エマさんは現在、セント・ジョン・ホスピスに入院している(画像は『The Mirror 2023年6月29日付「Mum with months to live gets perfect wedding after community rallied together」(Image: Dava Rice / SWNS)』のスクリーンショット)

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