バッキンガム宮殿は、歴史的な一大行事となったチャールズ国王の戴冠式の公式ポートレートを公開した。戴冠式後に宮殿内で撮影された写真には、王冠を被った国王が王笏と宝珠を持ち、玉座に座る姿が写っている。またカミラ王妃のポートレートや、国王夫妻のツーショット、国王夫妻が10人の王室上級メンバーと並ぶ姿も公式写真として披露された。
バッキンガム宮殿の公式SNS「The Royal Family」が現地時間8日、チャールズ国王の戴冠式の公式ポートレートを公開した。
戴冠式は6日にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われ、チャールズ国王は英国国教会のトップであるカンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー氏によって、聖エドワード王冠が戴冠された。
王室が公開したのは、王冠を被ったチャールズ国王とカミラ王妃の個別ポートレートや夫妻のツーショット、国王夫妻と王室メンバーが並ぶ様子を捉えた4枚の写真だ。
戴冠式後に撮影されたチャールズ国王のポートレートは、国王がバッキンガム宮殿のスローン・ルーム(王座の間)の玉座に座っている姿を捉えたものだ。この椅子は1902年に国王エドワード7世の戴冠式で、国王の息子ジョージ5世と彼の妻メアリー王妃が着席するために作られた一対の玉座のうちのひとつだ。
チャールズ国王は戴冠された聖エドワード王冠を被り、右手には十字架の王笏を、左手には宝珠(オーブ)を持ち、肩には「ローブ・オブ・エステート」を羽織っている。
そしてもう1枚は、カミラ王妃がメアリー王妃の王冠と「ローブ・オブ・エステート」を身に着け、宮殿のグリーン・ドローイング・ルームに立っている姿を捉えたものだ。
続いてはスローン・ルームで撮影した、