ロンドンのウェストミンスター寺院で現地時間6日、チャールズ国王の戴冠式礼拝が執り行われた。国王とカミラ王妃はバッキンガム宮殿を出発し、馬車「ダイヤモンド・ジュビリー・ステート・コーチ」に乗って寺院に到着。伝統的な儀式により聖エドワード王冠が被せられたチャールズ国王は、1066年以来戴冠式が行われている同寺院で戴冠された40人目の君主となった。
英国で1953年のエリザベス女王の戴冠式以来、70年ぶりの歴史的イベントとなるチャールズ国王の戴冠式が執り行われた。
現地時間6日午前10時20分には、チャールズ国王とカミラ王妃を乗せた馬車「ダイヤモンド・ジュビリー・ステート・コーチ」がバッキンガム宮殿を出発し、ウェストミンスター寺院に向かう壮大なパレードが行われた。
当日のロンドンは雨に見舞われたが、宮殿前の大通りザ・マルからトラファルガー・スクエアを抜け、ウェストミンスター寺院までを繋ぐ道路の沿道では、多くの群衆が歓声をあげてパレードを見守った。
寺院には世界各国の王族や要人を含む2000人以上のゲストが入場しており、米国から単独で帰国したヘンリー王子は、ベアトリス王女夫妻、ユージェニー王女夫妻と一緒に現れ、同じ列に着席した。
チャールズ国王とカミラ王妃を乗せた馬車は、午前11時前にウェストミンスター寺院前に到着した。国王は、ジョージ6世が1937年の戴冠式で纏った深紅のベルベット生地による“ローブ・オブ・ステート”を身につけていた。
11時に式典が開始すると、国王が選択した音楽が流された。国王の後ろではウィリアム皇太子夫妻の長男ジョージ王子(9)を含む4人の男の子が“ページ・オブ・オナー”として、国王のローブの裾を持って歩き始めた。
カミラ王妃の付添人を務めた孫のガス・ロープスさん(13)は右腕を骨折していたが、アームスリングをつけずに包帯を巻き、左手で王妃のローブの裾を持って歩いていた。
この後には、未来の国王であるウィリアム皇太子が、