スペインの共同墓地で先日、体重約300キロあった男性の遺体を納めた棺が大きすぎて埋葬できず、消防隊が出動する事態になっていたことが明らかになった。男性は28歳で、減量手術中に死亡したという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
スペイン、アルメリア県マタゴルダで最近、体重約295キロ(650ポンド)のホゼ・アントニオさん(José Antonio、28)が減量手術中に死亡した。彼の遺体は棺に納められ、ニッチ(または、ニチョ)と呼ばれるアパート式の共同墓地に埋葬されることになった。
ところがホゼさんの親族は棺を埋葬する当日になって、ニッチのスペースが小さすぎることを知り、現場はちょっとした騒動になった。
ホゼさんの兄弟アレハンドロ・コルテスさん(Alejandro Cortés)によると、家族は市議会にホゼさんの棺が通常よりも大きいことをあらかじめ伝え、「棺は先月に亡くなった母親の隣に納めて欲しい」とお願いをしていたそうだが、当日まで何の対策も取られなかった。
さらに家族は、葬儀屋や墓地にも棺の大きさについて連絡済みだったが、割り当てられたのは規定のサイズだったという。
アレハンドロさんら親族は結局、墓地で4時間あまり待たされたそうで、