海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】何もなさそうな場所に置かれた三角コーン “優しい理由”が明らかに(米)<動画あり>

安全な場所に移動させたいところだ。しかしアメリカで制定されている渡り鳥の保護条約「Migratory Bird Treaty Act」により、保護されている鳥を勝手に移動させることは禁じられている。今回巣を作ってしまったフタオビチドリは保護対象だったため、許可なしに移動させることはできなかった。

そこで同社の社員は巣の周囲に三角コーンを置いて安全を確保し、卵からヒナが孵って巣立つまで見守ることにしたのだ。ヒナが巣立つまでの期間は4週間ほどであり、その間に踏みつぶされたり車に轢かれたりしないように三角コーンで囲んでおくという。同社は「美しいこの地域を守るための方法でもあるのです」と投稿を締めくくっており、地元の環境保全への取り組みでもあると触れた。

なお今月4日の時点で4つの卵のうち3つからヒナが孵ったと報道されており、元気に周囲を歩き回るヒナの姿が動画に収められている。ヒナが巣立つまでは最大1か月かかることもあると言い、しばらくの間、同社の駐車場では三角コーンとフタオビチドリのヒナの姿が見ることができそうだ。

今回の出来事が各メディアに取り上げられると、「工場の屋上に巣が作られていたのを見たことがあるよ」「近くの駐車場にあったな」「毎年うちの車庫前の通路に巣を作っているんだ」といった声が届いており、フタオビチドリの巣は比較的目に付きやすい場所に作られるようだ。

なお過去にも似たケースが発生しており、オフィスの外壁に設置された花かごにマガモが卵を産み、子ガモたちが生まれて2日で1.5メートルの高さから次々と大ジャンプする様子を捉えた動画が話題を呼んでいた

画像は『Berkeley Electric Cooperative, Inc. 2023年3月27日付Facebook「It pays to keep an eye peeled while driving as our Johns Island employees found out when a killdeer decided to make its nest right in the middle of our parking lot.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

三角コーンで描かれた円の中心には、1羽の鳥が砂利に体を埋めて卵を温めていた。この鳥は保護対象だったため勝手に移動させることはできず、鳥の安全を守るための策だった(画像は『Berkeley Electric Cooperative, Inc. 2023年3月27日付Facebook「It pays to keep an eye peeled while driving as our Johns Island employees found out when a killdeer decided to make its nest right in the middle of our parking lot.」』のスクリーンショット)

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