縁取りにはスズラン、矢車草、野イチゴ、野バラ、ブルーベルなど英国を代表する野草や「思い出」の花言葉を持つローズマリーが描かれている。これらの花や草は“チャールズ”という名の国王が3代目となることにちなんで、3本ずつや3輪といった形で入っている。
さらに蜂や蝶、てんとう虫、ミソサザイやヨーロッパコマドリの野鳥といった英国で見られる野生動物のほか、夫妻の紋章のモチーフであるライオン、ユニコーン、イノシシなどが小さな絵で表現されている。
カード上部の両側には、チャールズ国王とカミラ王妃の紋章が置かれ、中央には夫妻の名前の頭文字を表す“C”のアルファベットの上に2羽の小鳥がとまっている。
招待状は再生紙に印刷されて配布されるなど、環境保護活動を支持する国王の姿勢を反映している。
イラストに縁取られたカードの中央には「キング・チャールズ3世とクイーン・カミラの戴冠式(The Coronation of Their Majesties King Charles III and Queen Camilla)」とタイトルが記され、「国王の命により、アールマーシャルは2023年5月6日にウェストミンスターのアビー教会に(ゲストの名前)を招待するように指示された」と書かれている。
カンタベリー大司教の指揮による儀式では、チャールズ国王の頭上に王冠が被せられ、カミラ王妃も王冠をつけることになる。
バッキンガム宮殿は招待状を公開する前日、戴冠式に先立って撮影されたチャールズ国王とカミラ王妃の最新ポートレートを公開した。
なおチャールズ国王の次男であるヘンリー王子とその妻メーガン妃は先月、宮殿から電子メールで正式に招待状を受け取ったと発表したが、出席の可否についてはいまだ明らかになっていない。
画像は『The Royal Family 2023年3月30日付Instagram「Meine Frau und ich sind tief gerührt,」、2023年4月5日付Instagram「The official invitation for the Coronation of The King and The Queen Consort has been revealed!」、2023年4月4日付Instagram「As the countdown to the Coronation continues,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)