先天性の形状異常のひとつ「多指症」のため、12本の手指を持って誕生した兄妹。母は驚愕したものの、兄妹の過剰な指はイボのように突出した小さなもので、誕生後間もなくある処置をすることを選択したという。TikTokに昨年投稿された動画を、今月になって英ニュースメディア『The Sun』などが伝えて注目されている。
米ペンシルベニア州に住む4児の母タリヤ・バーンサイドさん(Talliya Burnside、25)は、2人の子が「多指症」である。多指症は手指が通常より多くある状態で、胎児の時になんらかの問題が生じて発生すると言われており、2人は12本の指を持って誕生した。
タリヤさんは長男デサヤ君(Dessiah、5)の出産後に初めて両手の小指側に生えた過剰指に気付いたそうで、「妊娠中の超音波検査では分からなくてね。指が多いのを見た時は『妊娠中に何かいけないことでもしたかしら』とショックを受けたものよ」と当時を振り返る。
デサヤ君のケースは、小さな豆のような指が細い茎でつながっている「浮遊型」と呼ばれるもので、骨はなくぷよぷよした状態だった。そのため誕生から2日後、医師は過剰指の根元を糸で縛って血流を止め、壊死した指が自然に落ちるのを待ったそうだ。
タリヤさんは「指を残すこともできた」と語るも、「赤ちゃんがその指を噛んだり引っ張ったり、どこかに挟んで取れなくなってしまったりする可能性もあるでしょう。だから病院で取ってもらうことにしたの」と切除に至った理由を明かす。
そしてデサヤ君の出産から3年後の2020年8月、タリヤさんは次男ディオール君(Dior、2)を、その翌年の12月には双子姉妹ダーラちゃん(Darla、1)とデイジーちゃん(Daisy、1)を出産、驚くことにダーラちゃんもデサヤ君と同様の多指症だったという。
タリヤさんは双子姉妹が生後3か月になる直前の昨年2月、