12本の手指を持って生まれた12歳の少年がこのほど『LADbible』などのインタビューに応じ、将来の夢を語った。両親は少年が幼い時に手術を勧められたが、「手術は災いをもたらす」とのお告げにより手術は行わなかったという。
インド北西部バラムラ地区シェアーリ(Sheeri)に住むファイザン・アハマド・ナハル君(Faizan Ahmad Najar、12)は、12本の手指を持って生まれた。親指多指症と呼ばれるファイザン君の症状は、通常の親指の外側にもう1本小さな指があり、『LADbible』によると1500人に1人の割合で発生するそうだ。
両親はファイザン君が2歳の時に医師から余剰指の切除を勧められたが、地元の聖人に「手術をすれば視力を失うだろう」と告げられて諦めた。
母親のハフィーザさん(Hafeeza)によると、ファイザン君の8歳になる弟は多指症ではなく、家族で同じ疾患を持つ者はいないそうだが、「手術をしなかった」決断についてはこう述べている。
「手術を行わなかったことは正しい選択だと思っています。息子は指が12本あるからといって、ネガティブになることはありませんでした。高い志を持つファイザンは私たちの誇りであり、息子がこれからの人生を立派に生き抜いてくれることを祈っています。」
一方のファイザン君は、