体全体がヒョウ柄だ。そのため捕獲に来た消防隊に同じヒョウ柄を持つオセロットと間違えられてしまったようだ。ロドリゴさんは怒りとともに大事な家族であるマッシナーが野生動物の棲む危険な森の中に放たれたとあって心配になり、家族と一緒に森へ向かった。
マッシナーは、ロドリゴさんが7歳になる娘のために7000レアル(約17万5000円)で購入した猫だった。娘はマッシナーを溺愛していたようで、泣きながら森の中を捜し回っていたという。その後、マッシナーの噂を聞いたベロオリゾンテ市役所が捜索のために獣医を派遣し、動物保護団体のスタッフや消防士も捜索に駆けつけた。
しかし捜索は8時間に及んだものの、マッシナーを見つけることはできなかった。日が暮れて辺りは暗くなり皆が諦めかけた頃、ロドリゴさんの娘が泣きながら森に戻るよう懇願した。彼女が「森の茂みの中からマッシナーの鳴き声がした」と訴えていたことから、捜索した一行は動物保護団体のスタッフが用意した赤外線センサーカメラを持って再び森へと戻ることにした。
するとカメラは茂みの中にいるマッシナーを見事に感知し、ロドリゴさん一家は無事にマッシナーと再会することができた。今回オセロットと勘違いしてマッシナーを森に放ってしまった消防署は、声明の中でこのように述べている。
「10日の明け方、我々はジャガーの子を捕獲するために通報を受けました。通報者によると『2日間ほどマンションエリアの遊び場付近にいて非常に攻撃的だった』とのことでした。そして現場に向かった我々は、それはジャガーではなく野生のヤマネコであると判断しました。」
「ヤマネコを森に放った後、飼い主と名乗る人物から『捕獲した猫の行方について知りたい』と連絡を受けました。消防隊はその要求に応えるため現場に入りましたが、うまく行きませんでした。今回のミナスジェライス州消防署の隊員の対応は全ての運用手順に沿ったもので、目撃者からの情報に基づいて取られたものであることを強調させていただきます。」
今回はロドリゴさんの娘のマッシナーへの強い思いが通じて無事再会できたとも言えるが、イギリスに住むジャック・ラッセル・テリアの飼い主である男性も同様だった。彼は2019年11月に森の中で数日間行方不明となっていた愛犬に再び会えたことで、安堵と嬉しさで人目もはばからずその場で声をあげて男泣きしたことが注目を集めていた。
画像は『ViralTab 2023年1月11日付「PAW JUDGEMENT: Bungling Firemen Released Man’s Pet Kitten In Woods Mistaking It For Jaguar」(Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)