ブラジルで家族の一員として飼われていた子猫が、野生のヤマネコと勘違いされたことで飼い主の知らぬ間に捕獲され、人里離れた森に放たれてしまった。事実を知った飼い主は激怒し、すぐに子猫を捜しに森へ向かったという。『ViralTab』『Amo meu PET』などが伝えている。
ブラジル、ミナスジェライス州ベロオリゾンテのベルヴェデーレ地区で現地時間10日の早朝、マンションの住人から消防署に「エレベーター付近に小さなジャガーがいる」と通報が入った。消防隊は捕獲するためすぐに現場へ向かったが、“ジャガー”と通報を受けた動物は体格がかなり小さかったことから、消防隊は野生のヤマネコの一種であるオセロットと判断し、網で捕獲した後は近くの森に放ったそうだ。
この日の朝、マンション住民の間で「ジャガーが捕獲された」と大騒ぎになり、同じマンションに住むロドリゴ・カーリルさん(Rodrigo Calil)も「WhatsApp(ワッツアップ)」のグループチャットでマンション住民からジャガーについての連絡を受けた。
実は、捕獲されたのはジャガーでもオセロットでもなく、ロドリゴさん一家が飼っている生後7か月になるメスの子猫“マッシナー(Massinha)”だったのだ。連絡を受けたロドリゴさんは部屋中を捜してもマッシナーが見当たらないことから、ジャガーと間違えられて捕獲されてしまったことに気づいた。
マッシナーは野生のベンガルヤマネコとイエネコの交配で生まれたベンガル猫で、