こう振り返っている。
「いつも通り娘が帰ってきたと思ってドアを開けると、マライアが叫んでいたんです。外に出て車に近づくとそこらじゅう血だらけで、祖母の脚が運転席側の前輪の下敷きになっていることに気づきました。その後、祖母は何とか脚を動かすことができて救急車で病院に運ばれました。そのような事態の中でマライアはタオルを取ってきてくれて、傷ついた祖母の脚を包んでくれたのです。娘の頭の回転の速さには感心しました。」
ポーチャさんによると、パトリシアさんは骨折はしなかったものの、傷口から大量に出血したため「トリニティ・ヘルス・オークランド病院(Trinity Health Oakland Hospital)」に入院し、輸血と縫合の処置を受けたそうだ。
そしてのちにお見舞いに訪れたマライアちゃんに対し、「ありがとう。心から愛しているわ」と声をかけたという。
ポーチャさんはマライアちゃんの素早く適切な行動について、このように語った。
「私は普段からマライアとよく話し合い、自分の心に従って正しい決断をするよう伝えています。あの状況の中でも娘は冷静で、私ならきっとパニックになっていたことでしょう。幸いにも祖母は1月中旬に退院し、今後は回復に向けて理学療法を受ける予定です。マライアに『あなたはおばあさんの命を救ったのよ』と伝えると、彼女は『やるべきことをやっただけだよ』と言いました。そんな娘のことを私はとても誇りに思っています。」
画像は『Good Morning America 2023年1月23日付「8-year-old helps save great-grandmother who got trapped under car」(Courtesy Porchia Lane)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)