米インディアナ州に住む11歳の少年が8月末、散歩中に糖尿病の発作を起こした祖母を助けるため、自ら車のハンドルを握った。そのことによって命を救われた祖母が『11Alive.com』などのインタビューに応じ、11歳の孫の健闘を称えた。
米インディアナ州インディアナポリス郊外に住むアンジェラ・ブルワー=レイさん(Angela Brewer-Laye)は先月25日、孫のピージェー君(PJ)と一緒に散歩をしていたところ突然、気分が悪くなった。アンジェラさんは糖尿病を患っており、血糖値が下がって眩暈を起こして身体が震えだしたのだ。
アンジェラさんは「外遊びが大好きなピージェーは、オフロードバイクか子供用のカート(4輪車)に乗って、よく私の散歩につきあってくれていたの。その日もそうだったわ。でも自宅から2.4キロ(1.5マイル)ほど離れた場所で、突然膝が震えだしてね。目の前に何かが飛んでいるように見え始めたの」と当時を振り返り、こう続けた。
「ピージェーは私が倒れ込むのを見ると、ものすごい勢いで自宅の方向に戻っていったわ。私は何とか『止まれ』の標識のところまで歩くと、ポールに寄りかかるようにして座り込んだの。」
「その時だったわ。私が所有するメルセデス・ベンツがこっちに向かってくるのが見えたのよ。ゆっくりだけど、スムーズな走りだったわ。それでよく見ると、ピージェーが運転していることに気付いたの!」
まさかのベンツの登場に驚いたアンジェラさんだったが、