ミッシェルの弁護人であるピーター・バーネット氏(Peter Barnett)は次のように主張した。
「ライアンさんが彼女に対する起訴を追求したのは、自分が傷害罪で起訴されるのを避けるためでしょう。2月10日頃、2人は一夜を共にした後に口論となった結果、ミッシェルさんは彼の股間を蹴ったことを認めています。でもその前にライアンさんは丸めた靴下で彼女の顔を叩き、小指をねじって骨折させたのです。彼女は指を怪我したことで眼鏡屋の仕事に行けなくなりましたが、彼からは『面倒なことになったら困るから病院には行かないで』と説得されたそうです。ですがその5日後には『もう関わりたくない』と告げられ、彼女は理解ができなかったといいます。そのため、大量のメッセージや電話で嫌がらせをしたと認めています。」
「2月27日、ミッシェルさんは警察から事情聴取を受けたのち指の怪我を見てもらうために病院に行きました。そして詳しい検査の結果、彼女は全身麻酔で手術を受ける必要があると判明しました。彼女は手術を受け金属製のプレートを装着し指を元の位置に戻すことができました。医師からは、もし手術せずにそのまま放置していたら一生治らない障害が指に残っただろうと言われたそうです。とはいえ、現在もまだ指をあまり動かせる状態ではなく、何らかの障害が残る可能性も無いとは言いきれないのです。彼女は自分の罪を認め責任を取るつもりです。とはいえ2人のどちらにも過ちがあり、片方だけが正しいということはあり得ません。」
双方の主張を受けたアラン・エアーズ判事(Alan Eyres)はミッシェルに対し、18か月間ライアンさんへの接近禁止命令と18か月間の社会奉仕活動、30日間のリハビリ・プログラムを受けること、また50ポンド(約7900円)の罰金、裁判費用および被害者への補償金として395ポンド(約62000円)の支払いを命じ次のように述べた。
「あなたが罪を認めたこと、また前科がないことを考慮しましたが、あなたは残念ながら今この場所にいます。今後は二度と我々と会うことがないよう願っています。」
画像は『Metro 2023年1月12日付「Woman must leave ex alone after sending 1,000 texts begging him to take her back」(Picture: Cavendish Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)