一日に100件を超えるメッセージを送り、150回以上も電話をかけて元交際相手の男性に復縁を迫ったイギリス在住の女に18か月の接近禁止命令が下された。昨年2月に2人は口論の末、暴力に発展したことをきっかけに関係を解消することになったが、その後も女は男性に対して嫌がらせを続けたという。男性は「電話やメールだけでなく、自宅にまで押しかけてくるようになったため警察に通報せざるを得なかった」と話している『Metro』『The Mirror』などが伝えた。
英チェシャー州エレスメアポートに住むミッシェル・フェルトン(Michelle Felton、28)は昨年2月、元交際相手のライアン・ハーレイさん(Ryan Harley)に継続的な嫌がらせを行った疑いで起訴された。
当時は口論の末、暴力に発展したことがきっかけで別れることになった2人だが、ミッシェルはその後もライアンさんに対し一日に100件を超えるメッセージを送ったり、150回以上も電話をかけるなどして復縁を迫ったそうだ。
そしてしまいには彼の自宅に押しかけて玄関先にプレゼントを置くようになったため、ライアンさんは警察に通報し「2020年5月に交際を始めてからずっと彼女に支配されていました。もう私の前から消えてほしいのです」と訴えたという。
1月初旬にウォリントン判事裁判所で開かれた裁判で、アーロン・スミス検事(Arron Smith)は事件の経緯についてこう明かした。
「2022年2月、ライアンさんはミッシェル被告に関係を終わらせたいと告げましたが、彼女はそれに同意せず嫌がらせをするようになりました。2月15日から2月26日の間、彼のもとには毎日100件以上のメッセージや150回もの不在着信があったそうで、実際ひっきりなしにメッセージが届く様子は警察のカメラに記録されています。」
「ライアンさんは彼女に『連絡して欲しくないし復縁もしたくない』と何度も伝えているにもかかわらず、『私はあなたのものよ、愛してる』『あなたがいなきゃ生きていけない』などのメッセージを送り続け、ついには彼の家にまで来るようになり大変不快な思いをしたとのことです。彼女からのメッセージはライアンさんにとって大きな害であり苦痛でしかありません。脅迫的な内容や罵倒するようなものではありませんが、絶え間なく送り続けるその行為が問題なのです。」
これを受け、