ウィリアム皇太子はキャサリン皇太子妃とともに第2回「アースショット賞」授賞式に出席するため米ボストンを訪問中だった。
一方のヘンリー王子は米カリフォルニア州で生活しており、この日はNetflixによる王子とメーガン妃のドキュメンタリー番組のトレイラーが公開されていた。
しかしヘンリー王子夫妻のトレイラー発表が皇太子夫妻の米国訪問中というタイミングだったことから、王室専門家やメディアは「わざと重複させた」「宣戦布告だ」などと猛批判。兄弟の仲がますます悪化していると懸念されていた。
そんなウィリアム皇太子とヘンリー王子が心を寄せる亡き友人の家族のために一体となり、心温まる手紙を送っていたのである。今回2人は礼拝に出席できなかったものの、会場で配られた冊子には兄弟が共同で署名した文章が掲載された。
レターヘッドにロイヤル・サイファー(王冠)をプリントした手紙は「今夜ここにお集まりの皆様は、2009年以来クレアとアレックスが成し遂げてきたことが、並大抵ではないことを認めてくださると信じています」と、ヘンリー・ヴァン・ストラウベンジーさんの両親を称える言葉で始まる。
次にヘンリーさんの学生時代のニックネームを引き合いに出し、「へナーズを知る我々にとって、彼のお茶目な魅力と陽気なユーモアのセンスは恋しいばかりです」と綴り、「ヘンリーの遺産は、彼の母親と父親が長年にわたって成し遂げてきた、素晴らしい業績を通じて生き続けるでしょう」と続けた。
文中では、同団体がウガンダ南東部の子供達が重要な教育を受けられるように現地の保育園と小学校、中学校を支援していることや、子供達が貧困から抜け出す機会を提供しており、毎年35,000人以上の子供達が他の方法では受けられない教育を受けたことも綴られていた。
手紙の最後には「今年も素晴らしい夜を。クリスマスを祝福します」とのメッセージで締めくくられ、その下にはウィリアム皇太子とヘンリー王子による署名が並んで記された。
今年のクリスマス礼拝には、キャサリン皇太子妃の弟ジェームズ・ミドルトンさんと妻アリジー・デヴェネットさん、妹ピッパ・ミドルトンさんと夫ジェームズ・マシューズ氏が出席したという。
画像は『The Prince and Princess of Wales 2019年9月15日付Instagram「Wishing a very happy birthday to The Duke of Sussex today!」』『Roya Nikkhah 2022年12月3日付Twitter「And in the rarest show of unity」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)