昨年12月、インドの政府機関であるパンジャーブ州の電力局に就職した結合双生児の兄弟が先月、YouTuberとのインタビューで仕事や結婚、将来の大きな夢について語った。「いつも2人でいられて幸せ」と語る兄弟の現況を『LADbible』などが伝えた。
インドのパンジャーブ州に住むソナさん(Sohna)とモナ・シングさん(Mohna Singh)は、今年6月で19歳になった結合双生児の兄弟である。
2人はそれぞれに心臓、腕2本、腎臓、脊髄を持ち、胃、肝臓、胆嚢、脾臓と2本の脚、そして男性器を共有して誕生、医師はリスクが高い分離手術を行うことはなかった。そうして生後2か月の時に両親に捨てられた2人は、同州アムリトサルにある「ピンガルワラ慈善団体(Pingalwara Charitable Society)」が運営する貧困家庭の子供たちのためのシェルターに引き取られた。
そんな2人は昨年12月、アムリトサルの「パンジャーブ州電力公社(Punjab State Power Corporation Ltd、PSPCL)」で電気技師として働き始め、それぞれが月1万インド・ルピー(当時のレートで約15300円)の給料を手にすることが報じられたが、先月にはYouTuber、ルーヒー・チェネット氏(Ruhi Çenet)とのインタビューで仕事中心の現況を語り話題となった。
それによると、電力局での給料は2人で月2万インド・ルピー(約32800円)が支払われており、朝7時に起床すると朝食を食べて電気自動車で通勤、そして午後7時まで働くと帰宅して夕食、就寝という日課なのだという。
「本当に忙しくてね」と語る兄弟の趣味は2人でシェアする携帯電話でのゲームだが、プレイするのはモナさんで、ソナさんは画面を見て時々アドバイスをするだけという。ただ携帯電話で話をするのはもっぱらソナさんで、本人は「モナよりも社交的な性格なんだ」と認めており、