「誕生しても生存はできない」と言われた結合双生児の姉妹が今年、8歳を迎えた。家族は2人が将来自立できるよう様々な挑戦をさせており、元気で前向きな2人の姿は多くの人をインスパイアしている。『Born Different』などが伝えた。
インドネシアの西ジャワ州に住むアル・プトゥリ・アヌグラちゃん(Al Putri Anugrah、以下アヌグラちゃん)とアル・プトゥリ・デウィ・ニンシちゃん(Al Putri Dewi Ningsih、以下デウィちゃん)は今から8年前、腰から下が結合した結合双生児として誕生した。
長男の分娩時に何の問題もなかった母ヤニさん(Yani)は出産直前まで超音波検査を受けず、双子が結合していることが分かったのは帝王切開が始まる直前だった。
2人はそれぞれに2本の腕と1本の脚があり、身体の真ん中には変形した3本目の脚があった。両親は医師から「誕生しても生存はできないだろう」と告げられたが、2人は医師が驚愕するほどの強い生命力で生き抜き、この夏8歳を迎えた。
父アイワンさん(Iwan)は「娘たちが誕生後、分離手術が可能かどうか調べ、医師に相談したよ。でも医師から2人が胃など主要な臓器を共有していること、分離手術はリスクが大きすぎるため不可能であることを聞いてね。その後も健康でいられるように何度か手術を繰り返してきたけど、2人は今も繋がったままなんだ」と明かした。
そんな2人に大きな変化が訪れたのは2017年夏のことで、