「櫛でとかせない頭髪症候群」という珍しい病気を持つ3歳女児の母親が、「病気について知って欲しい」とTikTokで訴えている。女児の髪はフサフサで逆立ってしまい、「お手入れをしていないのでは?」などと誤解されてしまうことがあるという。『The Mirror』などが伝えた。
米オハイオ州デイトン出身のアリー・マクミリンさん(Ali McMillin、26)は、娘オーロラちゃん(Aurora、3)が1歳の頃に「髪が普通とは違う」と気付いた。
オーロラちゃんの髪は逆毛でまとまらず、金髪でライオンのたてがみのようにフサフサしており、今年1月になって初めて「櫛でとかせない頭髪症候群(Uncombable Hair Syndrome、以下UHS)」という診断を受けた。
アリーさんは「私は娘のユニークな髪が大好きで、UHSだと知っても落ち込んだりはしなかったの。ただ娘の場合は、髪の毛を櫛でとかすことはできるのよ」と明かし、「UHSについてもっと多くの人に知ってもらえると嬉しいわ」と続けた。
それというのもオーロラちゃんの髪は、洗って櫛でとかしても自然と逆立ってしまうからで、アリーさんは「娘がもう少し大きくなった時、いじめに遭うのでは」と心配しているのだ。「子供たちは容赦ないし、大人はいつだっていろいろ言ってくるでしょう。良いことも悪いこともね」と語るアリーさん。過去には、病気のことを知らない男性に「親が無責任だから、子供の髪の手入れもできない」と陰でコソコソ言われたことがあったそうで、