歌手、ロッド・スチュワート(77)が、カタールから約1億4千万円(100万ドル)の公演の申し出を人権問題を理由に断っていたことを明らかにした。カタールから多額の資金提供を受けるセレブもいるなか、お金よりも人権を尊重するロッドに称賛の声が多数寄せられている。
11月20日からFIFAワールドカップが開催されるカタールはイスラム教シャリア法の下、同性愛者は違法であり、移民労働者の問題、女性やLGBTQの権利侵害など、人権問題で批判を浴び続けている。
そんなカタールから公演の申し出があったというロッド・スチュワートが英紙『The Sunday Times』にこう語った。
「15か月前、カタールで演奏するために約1億4千万円(100万ドル)以上の多額の申し出があったんだ。でも、断ったよ。行くのは間違っていると思ったからね。イランも武器を供給しているから、(W杯参加を)辞めさせるべきだろう。サポーターも行くなら気をつけないとね。」
ロッドは大会から締め出されたロシアにドローンを供給したイランにも言及し、また同性愛者であることが投獄や死刑宣告につながることもあるカタールで「試合に参加するゲイのサポーターは用心するように」と警告した。
ロッドはLGBTQ+(レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシュアル(B)、トランスジェンダー(T)だけでなく、多様なセクシュアリティー(Q+))のコミュニティの味方と考えられており、