22歳の長男ブライス・ハリソンさん(Bryce Harrison)が最後に玄関から走り出てきてなんとか脱出することができた。家の中にいる人が逃げ遅れてしまわないか気が気ではなかったブレンドンさんは、「子ども達が家から出てきたときは泣き崩れそうになりましたよ」と子ども達の無事に安堵した。
子ども達によると家の煙探知機は作動しておらず、ブレンドンさんがドアを叩き叫んだ声で目を覚まして火事に気がつくことができたと明かした。眠っていたというブライスさんは「オーブンのような熱気と炎で目を覚ましました」と地元メディアに明かした。弟のクリストファー・リーマン君(Christopher Lehman)は「リビングルームは全てが真っ黒だった」と避難時に見た光景を振り返った。
この火災が発生したとき子ども達の父親は仕事に、母親のテンダー・リーマンさん(Tender Lehman)は実家に用事があり出掛けていた。電話で家が火事になった知らせを受けたというテンダーさんは「子ども達はブレンドンさんのおかげで助かったんです。彼がいなければ子ども達は無事では済まなかったと思います。この場所で命が救われたんです」とブレンドンさんに大きな感謝の意を示した。
また子ども達は飼っていた愛犬たちを助けようとし2匹は助かったが、5匹は煙を吸い込んだ影響で死亡してしまったと報道されている。この火災で家はほとんど焼け落ちてしまい、一家は現在キャンピングカーを借りて生活している。
ちなみに今年7月には配達中に火事が起きていた家の前を通った男性が、取り残された子ども5人を救出する緊迫した映像が注目を集めていた。
画像は『New York Post 2022年10月31日付「Iowa man rescues 4 siblings from house fire after making wrong turn」(ring.com)(Credit: Tender Lehman/ Christoph)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)