「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」の白いクラッチバッグと、「ジャンヴィト・ロッシ(Gianvito Rossi)」によるスワロフスキー・クリスタルを配した白いパンプスを合わせた、全体を白で統一した装いだ。
華やかなドレス姿のキャサリン皇太子の頭上で輝いていたのは、生前のダイアナ妃が愛用した「ラヴァーズ・ノット」というティアラだ。全体にダイヤモンドが配され、結び目(ノット)のモチーフからパールがぶら下がっている。
このティアラは1世紀ほど前にメアリー王妃が宝石商「ガラード」に制作依頼したもので、メアリー王妃の祖母オーガスタ・オブ・ケンブリッジが愛用したティアラのレプリカである。
ティアラはダイアナ妃へと引き継がれたが、チャールズ皇太子(当時)と離婚後にはエリザベス女王のコレクションに戻されていた。
2015年12月に開催した外交レセプションでは、キャサリン妃(当時)がこのティアラを初めてつけていた。それ以来、正式なイベントで何度か着用している。
今回キャサリン皇太子妃はこのティアラの他にも、ダイアナ妃が所有したダイヤモンドとパールのドロップイヤリングをつけていた。
皇太子妃は今月13日に開催した戦没者追悼式典「リメンバランス・サンデー」や、今年6月に開催した競馬レース「ロイヤルアスコット」に出席した際にも、このイヤリングを着用していた。
同日午後にはホースガーズ・パレードでラマポーザ大統領の歓迎式典が開催されたが、キャサリン皇太子妃はこの際にもダイアナ妃が愛用した“フェザー・ブローチ”を左襟につけて、亡き義理の母への敬意を表していた。
画像は『The Prince and Princess of Wales 2022年1月9日付Instagram「The three new portraits which have been released to mark the occasion will be shown in the community in three meaningful places:」』『The Royal Family 2022年11月23日付Twitter「South Africa,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)