「2人の男の子のパパになりましたね、おめでとうございます」と声をかけてくれたそうだ。
双子の誕生から3か月間、新生児科病棟で過ごしたというピーターさん夫妻は入院生活についてこう明かしている。
「保育器には小さな赤ちゃんがいて、それぞれの上には心拍数や酸素濃度の低下を常に監視するアラームが設置されています。私たちが初めて息子たちを抱くことができたのは、生後2週間の時でした。ガラス越しにしか見ていなかった我が子を抱いた瞬間は本当に特別で、一生忘れることはないでしょう。」
「入院中は様々なことが起こりましたが、素晴らしいスタッフに助けられました。サイモンの肺にポンプを入れるのを見なければならなかったんですが、彼らは常にプロフェッショナルで、親にとってはとても恐ろしい状況でもいつも笑顔で私たちを励ましてくれました。そして息子たちにチューブを使ってミルクを与える方法や体温や心拍数が低下した場合の温め方なども教えてもらいました。呼吸が遅くなりアラームが鳴り出す瞬間は本当に恐ろしくトラウマになりそうですが、何をすべきか教えてくれたのでストレスを溜めずに過ごすことができたと思います。彼らは私たちと一緒に日に日に成長する双子を見守ってくれていたのです。」
その後も様々な試練に立ち向かい力強く成長していったルーベン君とサイモン君は、新生児集中治療室(NICU)から特別ケア乳幼児病棟(SCBU)へと移ったのち双子用のベビーベッドに移動した。
そして生後3か月を迎えた2021年11月上旬、2人は医療器具のサポートが不要になり退院が許可された。
それから1年が経った現在、ルーベン君とサイモン君は歩き始めたり、おしゃべりをするようになったという。
ピーターさんはあらゆる困難を乗り越えられたのは新生児科で働くスタッフのサポートのおかげだと話しており、感謝の気持ちを次のように述べている。
「私たちの人生で最も困難な時期のひとつでしたが、スタッフは私たちの息子たちが生き残るためにあらゆる手を尽くしてくれました。私たちは3か月ほど新生児科で過ごしましたが、病棟の看護師たちは本当に素晴らしかったです。無事に1歳を迎えたルーベンとサイモンの姿を見て、生まれた時には大変だったなんて誰も想像できないでしょう。」
画像は『Edinburgh Live 2022年11月18日付「Edinburgh miracle twins defy the odds after being born three months early」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)