イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】カニエ・ウェスト、企業からの契約解消続く キャリアはついに終わりか

彼と提携していた企業が続々と契約を打ち切り始めたのだ。

24日には、ハリウッドの大手タレントエージェンシー「CAA」がカニエとの契約終了を発表。米紙『The New York Times』は、レコード会社「Def Jam Recordings(デフ・ジャム・レコーディングス)」がカニエの所有レーベル「G.O.O.D. Music」との関係を絶ったと報じた。またSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスが、カニエの楽曲を再生しないように圧力をかけられたとも伝えている。

カニエは「バレンシアガ」ともコラボしており、今月2日にはパリコレのショーでランウェイデビューを果たした。しかし今回の発言後、同ブランドの親会社「ケリング」は「バレンシアガは、もはやこのアーティストとの関係も今後のプロジェクトの予定もない」とカニエとの絶縁を発表した。同ブランドは「Yeezy Gap」とのコラボレーションなど、カニエとの関連を公式ウェブサイトから削除したという。

9月にはカニエが「Gap」への不快感を公にし、同社とのコラボ契約を解除したと発表した。しかし同社はカニエとの契約を終了する措置を取ったと反論しており、今月25日には「Yeezy Gap」のウェブサイトを閉鎖した。

同日には、カニエが主宰する「Donda Sports」が代理人を務めたNBAボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウン選手と、NFLのスーパースターであるアーロン・ドナルド選手がカニエとの関係を断ち切った。

さらに「アディダス」は「反ユダヤ主義をはじめ、あらゆる種類のヘイトスピーチを許さない」と述べ、カニエとの契約を解消すると発表したのである。

翌25日には、米経済誌『Forbes(フォーブス)』が「アディダス」との高額契約が終了したことにより、カニエの名前が同誌の「ワールド・ビリオネア・リスト(世界長者番付)」から消えることになると報じた。

音楽とファッション業界で活躍してきたカニエ・ウェストは、今回の行動により友人だけではなく数十年かけて築いたキャリアも失いかけているようだ。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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