2021年2月にアンドルー王子が女王にプレゼントした、2匹の子犬のうちの1匹だ。女王はコーギー犬の子犬に、バルモラル城の敷地内にあるミック湖(Loch Muick)にちなみ、“ミック”と命名した。
もう1匹のドーギーの子犬には第一次世界大戦中に戦死した叔父の名をとって“ファーガス”と名付けたが、わずか3か月後の5月、持病のために天国に召されてしまった。
その翌月6月、女王が公式誕生日を迎えた際には、アンドルー王子がファーガスの代わりに、新たなコーギーの子犬“サンディ”をプレゼントしたのだ。
女王が天国へと旅立ったあと、残されたミックとサンディは、アンドルー王子と元妻セーラ・ファーガソンさんが引き取り、ウィンザーのロイヤル・ロッジで暮らすことになった。
大変な愛犬家として知られる女王だが、過去には愛犬に手を噛まれ、傷口を縫合しなければならないこともあった。
愛犬の数が9匹に膨れ上がった時には、女王が行動学専門家のロジャー・マグフォード博士を起用し、愛犬達の管理を手伝ってもらった。
この際、あまりの犬の多さに驚いたマグフォード博士は、愛犬の数を減らすように助言したそうだ。
すると女王は「マグフォード博士。フィリップ殿下は、すでに私に犬の数が多すぎると言ったのですよ。そのようなアドバイスが欲しいだけなら、あなたの報酬を節約することだってできたのです」と皮肉たっぷりに答えたという。
しかし、9匹のうち1匹はどうしても手に負えなかったため、娘のアン王女に引き取ってもらったそうだ。
The Queen's beloved corgis- Muick and Sandy – are awaiting the procession carrying the late monarch's coffin to St George's Chapel https://t.co/pix9wQOEOY pic.twitter.com/fRoOZQtk37
— ITV News (@itvnews) September 19, 2022
画像は『The Royal Family 2022年5月27日付Instagram「Swipe for some of the highlights of this week’s engagements, which features:」』『ITV News 2022年9月19日付Twitter「The Queen’s beloved corgis- Muick and Sandy – are awaiting the procession carrying the late monarch’s coffin to St George’s Chapel」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)