今年5月、生まれた時から顎がほとんどないジョセフ・ウィリアムズさん(Joseph Williams、41)についてお伝えしたばかりだが、結婚して2年になるジョセフさんの妻ヴァニアさん(Vania、39)が夫についての熱い思いを語り話題となっている。彼女が魅せられたのは、ジョセフさんの“心や人格”だったという。『Truly』が報じている。
米イリノイ州シカゴに住むジョセフ・ウィリアムズさんは生まれた時から顎がほとんどなく、コミュニケーションを取る時は手話やモバイル端末を使い、食事も胃ろうからミキサー食を摂取する。
顎がないのは先天性形態異常である「口顔指症候群」を患っているためで、ジョセフさんは幼い頃からいじめに遭ってきた。「顔を見て逃げる人、叫んだり泣いたりする人など様々な反応をされたよ。そして次第に自分を卑下するようになったんだ」と過去を振り返るジョセフさん。そのため「愛する人と巡り合うことなど一生ないのではないか」と考えていたそうだが、仕事を通して2019年に知り合ったヴァニアさんと翌年結婚、夫婦になって2年が経つ。
ジョセフさんがヴァニアさんに魅かれたのは、仕事を一緒にするようになって2日目のことで、ヴァニアさんの笑顔を見て「これまでに見たことがないほど美しい」とときめいたそうだ。
一方のヴァニアさんが初めてジョセフさんを見たのは早朝だったそうで、当時のことやその後の心の変化についてこう明かした。
「彼がオフィスビルに入っていくのを見て、『自分の目がおかしいのでは?』と思ったの。ただ顎がないことを確信した後は、そのことについて彼と話をしたいとは思わなかった。もちろん興味はあったけど、彼に直接聞くのは失礼だと思ったの。だから勝手に色々なことを想像していたけど、先天性の病気であることは人づてに聞いたのよ。」
「彼とは気が合って、とてもいい友達になれたわ。ただ心のどこかで人目を気にする自分がいたの。」
「それが彼のことを知れば知るほど、外見は気にならなくなったわ。障がいを持つ人と知り合ったことは初めてだったけど、私の気持ちを動かしたのは、彼の“心と人格”だったの!」
そんな2人のコミュニケーションの手段は携帯電話と手話で、