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writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】オリラジ中田、苦手だったコントを『ピカルの定理』で克服 ピース綾部から初めて褒められて「嬉しかった」

この藤森の“チャラ男”ブームの時期が「一番キツかった」と明かした。

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そんな中田のもとに、『ピカルの定理』から出演依頼が入る。相方ならわかるが、コントが苦手だったこともあり「なぜ自分なのだろう」と指名されたのが不思議だったという。おまけに同番組で中心的な役割を担っているピースの綾部祐二からは、「お前は礼儀とか、全然わかっていない」と怒られていた記憶しかなく気が重かったらしい。中田は人気コーナー「ビバリとルイ」というボーイズラブ(BL)ネタにしたコントに呼ばれ、台本を見ると自分に酔うナルシスト役だった。現場に入ると早速「敦彦、お前な今日はやり過ぎるなよ」、「ぐっと抑えてやってくれ」と綾部から釘を刺されたという。

これまでコントに挑戦しても手応えなど感じたことがなかった中田が、今回の役には思った以上にはまり、現場でもめちゃくちゃウケたという。綾部にも、最後は「良かったじゃねぇか」と褒められたほどだ。中田にとって『ピカルの定理』は、コントに対する苦手意識を克服するきっかけとなる番組になった。後日、別の現場で会った同番組の演出家に「なぜ自分を呼んでくれたのか?」と聞いてみたところ、意外な答えが返ってきた。中田はてっきり彼が自分をキャスティングしたと思っていたが、綾部が「こういう役は、中田しかいない」と推薦したのだという。

一度も芸人として「面白い」と認めてもらったことはなかったが、実はちゃんと見ていてくれて「これは中田ならできる」と確信し、彼が結果を出そうとやり過ぎてしまうことまで心配してくれた綾部。それを知って「本当に嬉しかった」とニコニコしている中田の表情を、ぜひ米ニューヨークにいる綾部にも見てもらいたいものである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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