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writer : ac

【海外発!Breaking News】致死率98%「脳を食うアメーバ」、感染症と闘う13歳少年と回復を祈る家族(米)

多くの人は症状が出てから18日以内に死亡するという。

ポート・シャーロット・ビーチパークを訪れたケイレブ君(画像は『NBC2 News 2022年7月24日付「Friends & family show support for teen infected by brain-eating amoeba」』のスクリーンショット)

現在のケイレブ君は起きている時間が少なく、医師は今後、気管挿管をして呼吸を楽にし、体と脳が休息できるよう計画しているそうで、叔母のケイティ・チエトさん(Katie Chiet)は23日に配信された『NBC2 News』で次のように語っている。

「ケイレブの家族がアメーバ感染を疑ったのは、症状が出てから丸2日経っており、病院に到着した時にはすでに髄膜炎を起こしていました。多くの人は病院に行くのが遅すぎて命を落としてしまいますが、私はケイレブがなんとか間に合ってくれたことを願っています。」

「今日で症状が出てから17日目で、ケイレブは今のところ自発呼吸ができています。ただケイレブが山を越したのか、回復しているのか、それともこれからまだ何か起きるのか…私たちはよく分からないのです。ただ入院した日から比べると、ケイレブの脳の腫れは酷くなっているようです。」

「それでも家族は前向きな姿勢を崩していません。私たちが今できるのは希望を捨てないこと。なぜならケイレブはこうしている今も、病気と必死に闘い続けているからです。」

フロリダ州のビーチパーク(画像は『NBC2 News 2022年7月24日付「Friends & family show support for teen infected by brain-eating amoeba」』のスクリーンショット)

なおケイティさんは「ケイレブ、起きて!」と言葉を添えてクラウドファンディングサイト『GoFundMe』を立ち上げており、約680万円(5万ドル)の目標額に対し6日間で約636万円(46,273ドル)の寄付が寄せられている。ケイティさんはケイレブ君のことを「頭がよく、強く、運動能力が高く、優しく、勇敢で誰からも愛される子」と記し、25日には入院して初めててんかん発作を起こしたこと、輸血を受けたこと、引き続き検査が続いていること、現在も必死で闘っていることなどを報告している。

ちなみに今月23日には、ケイレブ君の家族や友人15人以上が病院の駐車場に集まり、病院の外からケイレブ君に愛のメッセージを送った。ある女性は「統計の数字はただの数字でしかない。ここで奇跡が起きることを信じているわ。ケイレブ、起きて!」と述べ、ケイレブ君を激励した。

病院前に集まった家族や友人(画像は『NBC2 News 2022年7月24日付「Friends & family show support for teen infected by brain-eating amoeba」』のスクリーンショット)

CDCによると、アメリカでは1962年から2021年にPAMに感染した154人のうち生存者は4人(1978人に1人、2013年に2人、2016年に1人)だそうで、PAMの予防には鼻クリップやマスクの使用、頭を水に入れないことなどが有効としている。

画像は『GoFundMe 2022年7月22日付「Wake up, Caleb」』『NBC2 News 2022年7月24日付「Friends & family show support for teen infected by brain-eating amoeba」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

病気と闘うケイレブ君(画像は『NBC2 News 2022年7月24日付「Friends & family show support for teen infected by brain-eating amoeba」』のスクリーンショット)

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