今月5日、イギリスで排水溝に落ちてしまったカモの赤ちゃんが地元の消防隊員らによって救出された。排水溝の蓋の上を歩く母ガモを追いかけていた子ガモたちは格子をすり抜けて下に落ちてしまい、その様子を目撃していた通行人が動物保護団体に連絡し助けを求めた。2時間に及ぶ作業の末、無事に助け出された5羽の子ガモたちは野生動物保護団体に送られた後、ある程度成長してから自然にかえす予定だという。『BBC』『Metro』などが伝えている。
英ウェールズのポンティプリッドで5月5日、排水溝に落ちた5羽のカモの赤ちゃんが地元の消防隊員らによって救出された。
生後1週間ほどと思われる子ガモたちはこの日、母ガモの後についてラントリサント・ロード(Llantrisant Road)を歩いていた。無事に道路を横断した親子だったが、排水溝の蓋の上を通って縁石に上った母ガモを追いかけていた子ガモたちは格子をすり抜けて下に落ちてしまったのだ。
偶然にも近くを通りかかった運転手がその様子を目撃しており、動物保護団体「RSPCA(The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals、英国王立動物虐待防止協会)」に通報し助けを求めたという。
そして現場に駆けつけたRSPCAのソフィー・ダニエルズ検査官(Sophie Daniels)と地元の消防隊員の協力のもと、道路の片側を通行止めにして救出作業が始まった。
最初はなかなか外に出てこなかった5羽の子ガモたちだったが、